ゴールキックからわずか2本のパスで――マンCのゴールが凄すぎる!

2018年04月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

相手の裏を完全にかいた一撃。

ゴールキックからあっという間にゴール前へと繋いで相手のゴールを打ち破ったマンCの面々。プレミア最強の攻撃陣は圧巻だった。 (C) REUTERS/AFLO

 エバートンに3-1で快勝したプレミアリーグ32節の一戦で、マンチェスター・シティが相手の裏をかいた見事なゴールを披露した。
 
 12分、マンC側のゴールキックの場面だった。最終ラインから丁寧に繋いで押し上げていくマンCの攻撃を初動で阻もうと、エバートンは敵陣深くに多くの選手を送り込んでパスの出しどころを潰す。ただ、その代償としてセンターサークル付近にはオープンスペースが広がっていた。
 
 そこを突いたのがマンCだ。エバートン陣内の左サイドに張っていたレロイ・ザネが、突然センターサークル付近にするすると移動。その動きに合わせて、GKのエデルソンが正確無比のゴールキックを送り込む。ピッチ中央でザネが巧みにボールを収めると、後方から猛スピードで駆け上がり、追い越していったデ・ブルイネの前方に向けてザネが浮き球のパスを送る。ペナルティーエリア内やや右寄りの位置でボールに追いついたデ・ブルイネがダイレクトで中央に折り返す。最後はフリーのガブリエウ・ジェズスが、ヘッドでGKピックフォードを抜いた。

 
 ゴールキックからたったの10秒。繋いだパスは、エデルソンのフィードを除けばわずか2本だった。
 
 ビルドアップを防ごうとすればロングキックでこじ開けられ、それを警戒すれば容易にビルドアップを許してしまう。守る側は、成すすべがない。
 
 ジョゼップ・グアルディオラ監督の戦略が、文字通りハマったゴールだった。
 
 

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