J2&J3で目立ったのは国内移籍と新卒選手の獲得だ!
3月31日の5節・清水戦でJデビューを果たしたブマル。今後どのようなプレーを見せるか楽しみだ。写真:徳原隆元
1月5日から3月30日までを第1登録期間(ウインドー)としている、Jリーグの移籍市場が閉まった。(新卒、フリーの選手は除く)
シーズン前の移籍では齋藤学が横浜から川崎へ、大久保嘉人がFC東京から古巣の川崎へ新天地を求めるなど、活発なIN&OUTの動きが見られたが、さらに2月23日のJリーグ開幕後もチームの弱点をピンポイントで補うような補強の動きがあった。
J1クラブでは、リーグ戦未勝利の浦和がアンドリュー・ナバウトをニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)から獲得。先日オーストラリア代表に初招集された技巧派アタッカーは、4月1日の5節・磐田戦でデビューを果たす可能性がある。
同じく勝利がないG大阪はサントスからマテウス・ジェズスを呼び寄せた。U-20ブラジル代表歴を持つ気鋭のボランチがチームの起爆剤となるか注目だ。
横浜も遼寧宏運(中国)からオリヴィエ・ブマルが加入。2017年にカメルーン代表としてコンフェデレーションズカップに参戦しており、実力は折り紙付き。すでに3月31日の5節・清水戦でJデビューを果たしている。
また、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督から高い評価を受け、昨年5月に日本代表に初招集された加藤恒平がベロエ(ブルガリア)から鳥栖に完全移籍。海外での活躍が認められた"逆輸入"の形での電撃加入は大きなインパクトを与えた。
一方のJ2やJ3では日本人選手の移籍が目立つ。元日本代表の二川孝広は、J2東京Vから同カテゴリーの栃木に期限付き移籍。昨季限りで清水との契約満了が発表されていた12年のロンドン五輪代表・村松大輔は、J3北九州に完全移籍を果たした。無所属から水戸に加入した安彦考真は40歳でのJリーグ初挑戦。異色のプレーヤーのチャレンジも見どころとなる。
また、J2やJ3では大学生プレーヤーの獲得を行なったクラブもあった。今年1月にU-21日本代表の一員としてU-23アジア選手権に挑んだ小松蓮はJ2松本に加入。今春に産業能率大の2年生となる予定だった大型ストライカーは、異例のタイミングでプロの道へ進む形となった。
次回の移籍期間は7月20日(金)~8月17日(金)。夏のウインドーではどのような移籍が成立するのだろうか。
3月以降に加入が決まった選手の一覧はこちら
【J1】
浦和
MF 19 アンドリュー・ナバウト ←ニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)
横浜
MF 20 オリヴィエ・ブマル ←遼寧宏運(中国)
清水
DF 38 ウ・ショウツォン ←北京控股.(中国)
G大阪
MF 8 マテウス・ジェズス ←サントスFC(ブラジル)/期限付き移籍
鳥栖
GK 18 高丘陽平 ←横浜FC/期限付き移籍
MF 21 加藤恒平 ←PFCベロエ・スタラ・ザゴラ(ブルガリア)/完全移籍
【J2】
栃木
MF 50 二川孝広 ←東京V/期限付き移籍
水戸
FW 41 安彦考真 ←無所属
千葉
GK 29 高木和徹 ←清水/期限付き移籍
横浜FC
GK 36 辻 周吾 ←鳥栖/期限付き移籍
愛媛FC
FW 28 吉田眞紀人 ←千葉/期限付き移籍
松本
FW 39 小松 蓮 ←産業能率大
山口
DF 22 ジェルソン・ビエイラ ←ムンバイシティ(インド)
熊本
GK 36 似鳥康太 ←岡山/期限付き移籍
【J3】
盛岡
MF 27 チン・ユンヒュア ←河北華夏(中国)/完全移籍
福島
DF 33 サントス ←エスぺランサSC/完全移籍
群馬
DF 29 星原健太 ←松本/期限付き移籍
FW 27 大島康樹 ←栃木/期限付き移籍
(※柏から栃木に完全移籍後、群馬へ期限付き移籍)
相模原
DF 28 リ・ジンヒョク ←清州大(韓国)
北九州
FW 26 チョン・ウォンジェ ←高知ユナイテッドSC/期限付き移籍
DF 30 村松大輔 ←清水 /完全移籍
琉球
FW 15 和田 凌 ←阪南大
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