レスターがブライトンに土壇場の2ゴールで勝利! しかし、岡崎慎司はシュート0本で屈辱の交代

2018年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

守護神のPKストップが勝利を呼び込む。

ゴール前でのチャンスを逸し、思わず苦笑いを浮かべた岡崎。56分に下がるまで攻守の両面で奔走したものの、シュートは0本に終わった。 (C) REUTERS/AFLO

 3月31日(現地時間)、プレミアリーグ32節が行なわれ、レスターがブライトンを2-0で下した。
 
 立ち上がりから守勢に回ったホームチームを相手にボールを支配したレスター。そのなかで、3月10日に行なわれた前節のWBA戦に続いて先発起用された岡崎慎司は、2トップのポジションから一列下がってボールの引き出しや自陣にプレスバックして守備に回るなど、攻守で奔走する。
 
 しかし、レスターの攻撃は、素早いリトリートで自陣を固めるブライトンの堅牢を前にこじ開ける術がなく停滞する。時折、ドリブラーのリャド・マハレズが個人技で打開を図るも、連動性がなく、単調な攻めに終わってシーンが散見した。
 
 目立ったシーンが少なかった前半は、カウンターからレスターを脅かすシーンを創出するなど、ブライトンが徐々にリズムを掴み始めたところで終了した。
 
 スコアレスで迎えた後半もボールを支配したのはレスターだった。前半のシュートが0本に終わった岡崎は、引き続き、ポジションを下げてボールを引き出す動きを繰り返し、停滞ムードが続いた状況の打開を図る。しかし、そうした動きを続けたことに加え、味方のサポートも得られず、ゴールからは遠のき、チャンスに恵まれることは少なかった。

 
 何とか状況を変えたいレスターは、56分に奔走する日本代表FWを下げてマリ代表のスピードスター、フセニ・ディアバテを投入。結局、岡崎はシュートを1本も打つことなくお役御免となった。
 
 ディアバテ投入後、パスワークにテンポが出始めたレスターだったが、この日はエースのジェイミー・ヴァーディーにも当たりが出ず、攻撃は徐々にジリ貧状態に……。すると、75分にはブライトンにPKを献上してしまう。だが、この絶体絶命のピンチは守護神キャスパー・シュマイケルが好セーブで何とか凌いだ。
 
 守護神の活躍もあって窮地を脱したレスター。この好守がチームを奮起させ、ついには均衡を破る。83分、ベン・チルウェルのアーリークロスにビセンテ・イボーラがドンピシャのヘディングシュート! これがゴールネットを揺らして先制に成功した。
 
 待望のゴールを決めたレスターは、87分にウィルフレッド・ディディが2枚目の警告を受けて退場となるも、後半アディショナルタイム6分には、速攻からデマライ・グレイのクロスにヴァーディーが合わせて追加点をゲット。これがラストプレーとなり、タイムアップとなった。
 
 苦戦を強いられながらも、2-0で勝利を掴んだレスターは、昨年12月以来のプレミアリーグ2連勝を飾った。
 
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