「お粗末な守備」「日本の苦悩は続く」アジア通の名物記者がハリルジャパンを一刀両断!

2018年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

豪州戦での絶賛からわずか半年で評価が…

ウクライナに敗れて3戦勝ち星なしとなった日本代表。結果も内容も伴っていない。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 火曜日の国際親善試合で、ウクライナに1-2で敗れ去ったハリルジャパン。マリとは1-1で引き分け、ワールドカップ本大会に向けた重要なテストマッチ2連戦は1分け1敗の白星なしで終わった。
 
 試合から一夜明けて日本代表に手厳しい評価を下したのが、米スポーツチャンネル『Fox Sports Asia』のガブリエル・タン記者だ。同サイトは常日頃からアジア全域のスポーツ情報を網羅しており、タン氏はサッカーコーナーの主筆を任されている名物記者。リエージュでの一戦をこう論じている。

 
「ウクライナに敗れ、日本の苦悩は続いている。昨年末の韓国戦(E-1東アジア選手権)で惨敗を喫し、マリとの試合はなんとか終了間際に追いついて引き分け。ウクライナ戦では"勝ち"の味を思い出したかったが、お粗末な守備で自滅した。先制点を奪われたシーンでは、シュートを撃ったラキツキーに広大なスペースとたっぷりの時間を与えた。ウエダ(植田直通)の頭に当たってコースが変わったが、シュートへの対応の緩慢さがすべてだった」

 
 そして63分に決められた2点目については、「コノプリャンカに(右サイドを)好き放題にやられた。そのうえ、クロスの後にこぼれた球への反応がきわめて拙く、カラファエフに難なくシュートを許した」と評している。
 
 昨年8月のワールドカップ最終予選・オーストラリア戦で日本は2-0で勝利し、本大会行きを決めた。そのゲームでタン記者は「日本は攻守両面で完成度の高いサッカーを披露した。アジア最強であることを証明した」と絶賛していたが、あれからおよそ半年で、日本代表はすっかり評価を落としてしまったようだ。

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