母国メディアに本音を吐露? 韓国女子代表のビーナス、イ・ミナが「日本」を語る

2018年03月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ワールドカップには絶対に出たい!」

韓国女子代表に合流したイ・ミナ。母国メディアの取材に応え、日本での充実した日々を力説した。写真:川本学

 INAC神戸レオネッサに所属する韓国女子代表MFイ・ミナが3月27日、同代表チームのキャンプ地に到着。パジュで行なわれたメディアデーに参加し、来るアジアカップへの抱負と日本での日々について語った。韓国紙『スポーツ・ソウル』が伝えている。
 
 ヨルダンで開催される女子アジアカップに臨む韓国。この大会の上位5チームに、来夏のフランス・女子ワールドカップの出場権が与えられる。イ・ミナは2012年2月に20歳でA代表デビューを飾っているが、4年前のカナダ大会は惜しくもメンバー外となった。世界大会出場への並々ならぬ意欲を口にする。

 
「ひとりの選手として、ワールドカップには絶対に出たい。私にとっては2度目の挑戦。今度こそ初めてのワールドカップの舞台に立ちたいんです」

 
 アジアカップでは日本、オーストラリア、ベトナムと同組で、グループ2位に入れば出場権をゲットし、3位なら別グループとの5位決定戦を戦うことになる。INACで僚友の岩渕真奈や鮫島彩らとは日韓戦で相まみえるが、「日本のリーグでプレーしてみて、日本に勝ちたいという思いがより強くなりました」と話す。
 
 そして日本サッカーへの印象を問われ、母国メディアの前でこう本音を明かした。
 
「なでしこリーグでプレーするのを本当に楽しみにしていたし、いまは頑張って付いていきながら勉強している段階です。日本のサッカーのレベルは本当に高い。まずは適合することが大事。週末に試合があるし(韓国の女子リーグは平日開催)、観客はとても多いし、記者の方もたくさんいる。まるで違う環境なんです」
 
 昨年末のE-1東アジア選手権は、日本、中国、北朝鮮を相手に3連敗を喫し、最下位で大会を終えた。最後は、「あんな悔しい想いは二度としたくない。今大会では上を目ざします」と力強くコメント。地元メディアの前で決意を示した。
 
 大注目の日韓戦はグループリーグの第2節、4月10日に行なわれる。

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