「逆輸入」アルビ新エースが現役コスタリカ代表GKから驚愕の一発! ホーム初弾に興奮のツイートも

2018年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

シンガポールリーグではMVPを獲得。昨季終盤に転機が訪れる。

徳島戦で今季3ゴール目をマークした河田。写真:徳原隆元

[J2リーグ6節]新潟1-0徳島/3月25日/デンカS
 
 新潟の背番号9を背負う新エースが豪快な一発で試合を決めた。
 
 ともにJ1復帰を狙う難敵・徳島との一戦は、立ち上がりから一進一退の展開。均衡を破ったのは31分、新潟のストライカー・河田篤秀の一発だった。ホームチームは、中盤からアグレッシブな守備を仕掛け、前線の河田がボールを奪って、そのままドリブルで力強く前進。河田は立ちはだかるDFを前にして右足を強振すると、ゴールまで25メートルほどの位置から放たれたシュートが、徳島GKカルバハルの手を弾き飛ばし、左ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

 
 現役コスタリカ代表GKの牙城を破った驚愕の一撃は、河田にとって移籍後初めてのホーム・ビッグスワンでのゴール。チームを今季ホーム初勝利に導く貴重な一発となった。試合後には自身のツイッターを更新し、「やっと!やっとです! やっとビッグスワンで点取れた!」と興奮気味のメッセージをツイート。ここまでの道のりの長さを感じさせた。
 
 河田のキャリアは少々異色だ。阪南大を卒業後、アルビレックス新潟・シンガポールでプロとしての第一歩を踏み出し、2シーズンにわたりプレー。シンガポールリーグで計19ゴールと確固たる結果を残し、2年目の16年シーズンには22試合・13得点でリーグMVPにも輝いている。
 
 海外での2年間を経て「逆輸入」で移籍加入した昨季の新潟では、右足の負傷で前半戦をリハビリに費やす羽目に。それでも、夏にリーグ戦デビューを果たすと、迎えた9月23日の27節・札幌戦で途中出場から2ゴールを挙げ、一気にチーム内での地位を掴んだ。結果的に自身は3ゴールを挙げるもチームは降格。しかし、J1復帰を目指す今季は、開幕から定位置を掴み、ここまで3ゴールと結果を残している。そのうえ、身体の強さを活かした確度の高いポストプレーや、今節のゴールシーンに象徴される前線からの果敢な守備でも貢献度は高い。
 
 1年でのJ1復帰を目指す新潟にとっては、なんとも頼もしいストライカーの誕生。河田がエースとしての働きを存分に見せられれば、現在6位の順位も自ずと浮上するはずだ。
 

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