【千葉】東京五輪世代の注目レフティSB・杉山弾斗がプロ初先発!フクアリでのプレーに「気持ち良かった」

2018年03月26日 本田健介(サッカーダイジェスト)

見せ場を作るも後半の出来は猛省。

プロ初先発を果たした杉山。左サイドから果敢に仕掛けた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J2リーグ6節]千葉2-0京都/3月25日/フクアリ
 
 千葉が京都を2-0で下した一戦では、注目の高卒ルーキーがプロ初先発を果たした。
 
 3-4-2-1の左ウイングバックでスタメン出場したのは、市立船橋高から入団した杉山弾斗だ。4節のアウェー・徳島戦(●1-4)ですでにプロデビューを飾っていたものの、先発、そしてホームでのゲームには昂るものがあったようだ。
 
 試合後には「あんなに応援してもらいながらプレーするのは初めてだったので、気持ち良かったです」と笑顔で振り返った。
 
 28分には見せ場も作った。中央の船山貴之からパスを受けると、左サイドから中に切り込んでシュート。「入ったと思った」というニアサイドを狙った一発はGKの好セーブに遭い、初ゴールとはならなかったが、インパクトを残した。
 
 しかし時間を経るごとにボールを受けられる回数は減り、59分には交代を告げられた。そのためかエスナイデル監督の評価もやや厳しめだ。
 
「もっとできる。緊張していたと思うが、プレーにもっと参加してもらいたかった。彼のところからダメージを与えてほしかった。若いができると私は信じている」
 
 もっともこの言葉は期待の表われであり、本人も自らのプレーに満足していない。
 
「落ち着いてプレーできたシーンは多く、特に前半は攻撃参加できたと思います。でも、決め切る部分や、クロスを上げるところなどもっと突き詰めないといけないと感じました。後半は消える時間が長くなってしまいました。(課題と手応えは)半々ですね。やれるという自信はありますが、もっとやらなくてはいけません。結果が求められる世界なので、チームの勝利に貢献できるプレーを増やしたいです」
 
 ちなみに最近のJリーグではG大阪の中村敬斗、名古屋の菅原由勢ら年代の近い選手たちの活躍が光る。その点に関しては「あんまり気にしないようにはしているんですが、やっぱり気になっちゃいますね」と口にした。
 
 東京五輪世代を代表するレフティSBは、ライバルたちの活躍に刺激を受けながらさらなる進化を期す。実力を買ってくれる指揮官の下で逞しくタフに成長したい。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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