「史上最高!」「ブッフォンより上」マドリー伝説の聖イケルがスーパーセーブ集で甦る!

2018年03月24日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

マドリーに10個の主要タイトルをもたらす。

マドリーでもスペイン代表でもキャプテンを務めたカシージャス。その人柄も称賛を集めている。(C)Getty Images

 マヌエル・ノイアーが台頭する以前、4歳年上のジャンルイジ・ブッフォンとともに「世界最高の守護神」の座に君臨していたのが、言わずと知れたイケル・カシージャス(現ポルト)だ。
 
 レアル・マドリーの下部組織でエリート街道を歩み、1999年の9月に18歳でトップデビュー。1年目から公式戦47試合に出場し、いきなりチャンピオンズ・リーグ(CL)制覇に貢献した。
 
 その後は一時的に定位置を奪われた時期もあったとはいえ、16シーズンに渡ってマドリーのゴールを守り続け、10個の主要タイトル獲得に貢献(CL3回、リーガ・エスパニョーラ5回、コパ・デル・レイ2回)。再三のスーパーセーブで、決して守りが堅いとはいえないチームの窮地を何度となく救い、「サン・イケル(聖イケル)」と讃えられた。

 
 2000年6月に初キャップを刻んだスペイン代表では、キャプテンとしてEURO2008、10年ワールドカップ、EURO2012とビッグトーナメント3連覇に寄与。スペインの歴代最多出場記録(167試合)も保持している。

 
 リーガ・エスパニョーラの公式ツイッターでは、この世界的名手の「スーパーセーブ集」を公開している。リオネル・メッシの至近距離からのシュートを左足でブロックする場面から始まるこの動画集で際立っているのが、驚異的な反応の速さだ。
 
 エリア外からのミドルはもちろん、敵FWとの1対1でも抜群の反応でシュートをシャットアウト。一度横っ飛びでセーブしたボールを詰められそうになっても、すぐに起き上がって防ぐ姿も印象的だ。
 
 圧巻のビッグセーブの連発に、ファンからは「間違いなく史上最高の守護神」「ブッフォンよりも上」「バルサ・ファンだけど彼がナンバーワン!」といった絶賛コメントが投稿されている。
 
 5月で37歳となるカシージャス。ポルトでは正GKの座を死守しているものの、さすがに全盛期のような俊敏なセーブは影を潜めるようになった。だが、リーグ戦では14試合に出場してわずか6失点で9完封と、経験に裏打ちされたセービングで首位を走るチームを支えている。
 
 6月で契約満了となるため退団が確実視されているが、新天地でもまだまだ元気な姿を見せてくれることだろう。

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