ポーランドは“仮想セネガル”に惜敗!際立つ存在感を放ったレバンドフスキに日本はどう対処すべきか?

2018年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

多岐に渡る活躍で存在感を放ったレバンドフスキ。

厳しいマークに遭いながらも、難なくチャンスを作り出したレバンドフスキ。やはりこの男を止めずしてポーランド戦の勝利はない。 (C) Getty Images

 現地3月23日にポーランドは首都ワルシャワで国際親善試合に臨み、ナイジェリアと対戦した。
 
 日本が"仮想セネガル"としてマリ代表と対戦する一方で、同じくロシア・ワールドカップに向けて準備を進めるポーランドもアフリカ勢との一戦に臨んだ。その先発メンバーには、エースストライカーのロベルト・レバンドフスキや中盤の舵取り役であるグジェゴシュ・クリホビアクなど多くの主力組が顔を揃えた。
 
 立ち上がりから互いにスピーディーな攻撃を展開するなかで、ポーランドでやはり際立ったのは、今シーズンのブンデスリーガで23ゴールを挙げて得点ランクで断トツのトップに立っているレバンドフスキだ。

 立ち上がりからゴール前で強引にシュートに持ち込むだけでなく、時折、自陣に下がってボールを引き出しゲームメイクをこなすなど、多岐に渡る貢献度を示したレバンドフスキは、56分には相手GKとの1対1を迎えたが、これは決めきることができなかった。
 
 
 そんなレバンドフスキの奮闘も虚しく膠着状態が続いた試合は、ナイジェリアが先手を取る。61分にチェルシーに所属するヴィクター・モーゼスが自ら獲得したPKを沈めたのだ。
 
 1点を追うポーランドは、その後もレバンドフスキを中心に攻め立てたが、相手の堅牢を打ち崩せず。72分にはナポリに所属するFWアルカディウシュ・ミリクを投入して攻勢を強めたがナイジェリアのDF陣を脅かすことはできなかった。
 
 結局、そのまま試合は終了。ポーランドは"仮想セネガル"として位置付けたナイジェリア戦に手痛いしっぺ返しを食らうこととなった。
 
 とはいえ、この試合でも際立った存在感を見せたレバンドフスキに対して、日本は警戒すべきだろう。前述のようにゲームメイク力にも長けた一面を覗かせた大型CFは、ゴール前で相手のマーカーを瞬時に剥がす動きやトラップの技術などで、ナイジェリアのDF陣を翻弄していた。
 
 対人に強い吉田麻也や槙野智章、昌子源などをCBに揃える日本だが、ロシア・ワールドカップまでによりギアを上げてくるであろうレバンドフスキに対しては、ナイジェリアDF陣のように複数のマーカーで対応するなど、明確な策を講じる必要がありそうだ。
 

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