セネガルがウズベキスタンにドロー! 日本が取るべき対策は見えたか?

2018年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

マネら主力組を起用しなかったセネガル。

ウズベキスタンとドローゲームを演じたセネガルだが、持ち味のフィジカル能力は随所で見せつけた。 (C) Getty Images

 現地3月23日にモロッコのカサブランカで行なわれた国際親善試合でセネガルはウズベキスタンと対戦した。
 
 ロシア・ワールドカップで日本と同じグループに入るセネガルだけに、そのパフォーマンスに注目が集まったが、この日はリバプールのFWサディオ・マネやナポリのDFカリドゥ・クリバリなど多くの主力がベンチスタートとなった。
 
 試合は意外にもウズベキスタンが先手を取る。19分にオタベク・シュクロフがPKを決めて先制に成功したのだ。
 
 控え組中心だったこともあってか、低調だった立ち上がりに不意を突かれてしまったセネガル。しかし、その後は右ウイングに入ったエバートンのウマル・ニアスを中心にウズベキスタン・ゴールを脅かす迫力満点のプレーを展開。前半こそ無得点に終わったものの、後半にさらに攻勢を強めると、63分についにネットを揺らす。

 
 右サイドからのグラウンダーのパスをゴール前で受けたサンティ・ヌゴムは、さらにボックス内でムサ・コナテに楔のパスを供給。これを受けたコナテは相手DFを背負いながら強引に前を向き、最後は豪快に右足でフィニッシュした。
 
 その後も自慢のフィジカル能力を惜しげもなく披露しつづけたセネガル。先のマリ戦で身体能力を有する相手に苦戦を強いられ、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がみずから「まだセネガル戦に対する準備ができていないということ」と不満を露にした日本は、なんらかの戦術的な対策を講じる必要がありそうだ。
 
 ただ、セネガルにも穴がないわけではない。とりわけ守備では、身体能力に任せたプレーが多く見られ、「組織的な守備」はほぼ存在しないに等しかった。この弱点を衝き、得意の速攻で攻め崩せれば、フィジカルで劣る日本と言えども必ずや勝機を見出せるはずだ。
 
 結局試合は、セネガルが終始ボールをキープしながらもウズベキスタンの粘り強い守備を攻略できず、1-1のドローで終了している。
 
 日本と同様に3月の代表戦では2試合を予定しているセネガル。3月27日に行なわれるボスニア・ヘルツェゴビナ戦ではマネなど主力組の出場が予想されているだけに注目したい。
 
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