「どんな偉大なことにも終わりは来る」イブラヒモビッチがマンUと契約解除! 次は“低年俸”でアメリカへ!?

2018年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨年4月に負った大怪我が響いて…。

マンチェスター・Uでは加入1年目から獅子奮迅の活躍ぶりを披露したイブラヒモビッチだったが、契約を全うすることなくチームを去る決断を下した。 (C) Getty Images

 現地時間3月22日、マンチェスター・ユナイテッドは元スウェーデン代表FWのズラタン・イブラヒモビッチとの契約を解除したことを公表した。
 
 イブラヒモビッチは、2016年夏にマンチェスター・ユナイテッドに加入し、デビューシーズンから公式戦46試合で28ゴールをマークするなど、目を見張るパフォーマンスを披露してチームを牽引した。
 
 しかし、昨年4月20日に行なわれたヨーロッパリーグ準々決勝第2レグのアンデルレヒト戦で右膝の前十字靭帯を断裂。一時は選手生命も危ぶまれたが、驚異的な回復力を見せ、今年11月18日に行なわれたプレミアリーグ第12節ニューカッスル戦で戦列復帰を果たしていた。
 
 しかし、チームにベルギー代表の大型CFロメル・ルカクが加わっていたこともあり、36歳のベテランFWは頻繁に出番を与えられず、大きなインパクトを残すことはできていなかった。

 今年6月までの契約を打ち切る決断を下したマンチェスター・Uは、声明で「我々はズラタン・イブラヒモビッチと、契約を解除することで合意した。クラブの全員がズラタンの献身性に感謝しており、将来の成功を祈っている」と発表している。
 
 それに続くように、イブラヒモビッチは自身のインスタグラムで次のように投稿している。
 
「どんな偉大なことにも終わりは来る。素晴らしい2年間を過ごし、次のステップに進む時が来たんだ」
 
 では、次の行き先はどこになるのか? 『Los Angels Times』紙や『Sports Illustrated』誌など、複数の米国メディアによれば、すでにイブラヒモビッチはMLSの強豪ロサンゼルス・ギャラクシーとの契約を結んでいるという。
 
 MLSの規則では、2007年にデビッド・ベッカムがLAギャラクシーに移籍した際に導入された『年俸制限の課されない特別指定選手(DP)制度』の中で、最大3選手と契約が可能となっている。
 
 しかし、LAギャラクシーは、現地3月24日に開幕する新シーズンに向けて、すでにDP枠が埋まってしまっているため、『Sports Illustrated』誌によれば、イブラヒモビッチの年俸は150万ドル(約1億5700万円)ほどに制限されるという。ちなみにマンチェスター・Uでの推定年俸は、1900万ポンド(約27億5500万円)とされている。
 
 これまでに、アヤックス、インテル、バルセロナ、ミラン、パリSG、そしてマンチェスター・Uで合計31のタイトルを手にしてきた男の輝かしいキャリアは、アメリカ西海岸で幕を閉じることになりそうだ。

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