「アルゼンチンを優勝候補筆頭には挙げない」そう言い切る理由がマラドーナらしい

2018年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

イベントではボルトに「バカ正直だな!」と注文も

インファンティーノFIFA会長(左)に肩を抱かれるマラドーナ(右)。なんだかスゴイ絵柄ではある。(C)REUTERS/AFLO

 現在FIFAのアンバサダーを務めているディエゴ・マラドーナは、ロシア・ワールドカップ本大会の開幕が近づくにつれ、そこかしこでイベントに引っ張りだこだ。
 
 3月22日には、スイスで行なわれた世界的時計メーカーが主催したフットサル大会に登場。マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督や陸上100メートルの世界記録保持者ウサイン・ボルトらと楽しいひと時を過ごした。

 
 とはいえ、やっぱり気になるのは、母国アルゼンチンがワールドカップで頂点に立てるか否か。記者会見ではその展望を問われ、こう切り返している。
 
「ホルヘ・サンパオリ(代表監督)がどんなサッカーをするのかは知らないが、俺は多くの代表選手たちを知ってるし、彼らが全力で戦うことも知っている。アルゼンチンにも優勝するチャンスはあると思うが、優勝候補筆頭には挙げないよ」
 
 そして少し間を開けてから、笑いながら理由を明かすのだ。
 
「筆頭候補に挙がるチームは、まあたいてい勝てないからな」

 
 そのほかにもイベントには、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長、パトリック・クライファート、ロベルト・カルロス、エルナン・クレスポ、ダビド・トレゼゲ、アンジェロ・ペルッツィ、ヴィトール・バイーア、クリスチャン・カランブー、ファウスティーノ・アスプリージャと、超がつく豪華な顔ぶれが参加した。マラドーナはフットサル中に、プロ選手を目ざすボルトに「いいプレーだ。でもシュートはバカ正直にまっすぐなものばかりだ!」と注文を付けていた。ボルトは3月23日にボルシア・ドルトムントの練習に参加することを明かしている。
 
 FIFAの要人ということで、最近はすっかり紳士的な振る舞いが目立つマラドーナ。それでも本大会が始まればアルゼンチン代表の試合会場に赴き、いつものように我を忘れてエキサイトしまくるのだろう。ファンは4年に一度のその姿を待ち望んでいる。

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