J２の最高評価は北朝鮮代表が捻じ込んだランニングボレーだ。
 
　関東甲信越地方が季節外れの雪に見舞われる状況下で実施された21日のJ２リーグ５節。全11試合で生まれた33ゴールの中から、「DAZN週間ベスト5ゴール！」が公式ツイッター上で発表された。
 
　今節の１位となったのは、熊本に所属する安柄俊が決めた高難度の一撃だ。１-１で迎えた大宮戦の85分。左サイドから皆川佑介がアーリークロスを入れると、ほぼボールの位置を確認せずに右足を懸命に伸ばしてシュートを放つ。北朝鮮代表FWが放った渾身のショットはネットに吸い込まれ、熊本サポーターに歓喜をもたらす決勝ゴールとなった。
 
　最高評価を受けたゴールがチームを勝利に導く殊勲弾となったが、安柄俊にとって皆川は中央大の後輩。その両雄の活躍ぶりにはSNSを通じて、サポーターからも「頼もしいお二人これからも応援します！」と歓喜の声が上がり、同門生のホットライン開通に胸を躍らせていた。
 
　そのほかランクされたゴールも必見だ。２位には、レアンドロ・ドミンゲス（横浜FC）の鮮やかな直接FKが選出。３位のマラニョン（金沢）と４位の小野瀬康介（山口）はGKの虚をつくループシュートでランクインを果たし、星雄次（大分）はGKが一歩も動けないファインショットで５位に名を連ねている。
 
　今週末は23日（金）に日本代表がマリ代表と対戦し、J１は一時中断。しかし、25日（日）に行なわれるJ２の熱き戦いは見逃せない。