W杯 フランス代表が滞在ホテルに“ムチャぶり”

2014年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

貸し切ったホテル全室の模様替えをリクエスト。

この数年のフランスは、相手ではなく自分たち自身に負けている格好だ。内装の統一は勝利への秘策となるか。 (C) Getty Images

 大会に登録する23人のメンバーが確定し、いよいよ開幕ムードが盛り上がるブラジル・ワールドカップ。本番に向け、各国代表はチーム作りに余念がないが、大会期間中の雰囲気作りも同様に重要だ。
 
 チームの一体感を高めようと、大会中の宿舎として利用するサンパウロの高級ホテルに、驚きの注文を突き付けたのが、自国開催の1998年大会以来の優勝を狙うフランスだ。"ムチャぶり"に近いそのリクエストとは、ホテル全室の模様替え!
 
 英大衆紙『デイリー・ミラー』によれば、フランス・サッカー連盟は選手を結束させるためにと、部屋の内装、壁の色からなにからすべてを同一にするよう、貸し切った『JPホテル』に要求したという。
 
 フランスはさらに、「ハンド用とシャワー用、2種類のリキッドソープを全部屋に揃えるよう求めてきた」(JPホテルのゼネラルマネジャー)そうだ。
 
 前回のW杯、さらに2年前のEURO(欧州選手権)は、いずれも内紛によって自滅した格好のフランス。同じ失敗はもう繰り返さないとばかり、EUROでトラブルを巻き起こしたサミア・ナスリをメンバーから除外するなど、今回はとくにチームワーク重視の姿勢を見せているが、同じ内装の部屋に滞在して一体感は生まれるのか。ムチャぶりの成果は、はたして……。
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