【日本代表】「麻也の代わり、とは言わないけど…」ベルギー遠征に挑む槙野智章の覚悟

2018年03月19日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

守備面でリーダーシップをとるべき立場に

今回のベルギー遠征では、怪我のため吉田が不在。守備の統率者として、槙野にかかる期待は大きい。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 0-1で完封負けを喫したリーグ4節・横浜戦の試合後、敗因を冷静に分析する槙野智章の姿があった。槙野自身のパフォーマンスは決して悪くなかった。むしろ冷静さと力強さで敵の猛攻に身体を張っていたが、81分の失点は防ぎきれなかった。
 
 浦和の最終ラインを束ねる男は、日本代表でも不可欠な存在としてその地位を確立しつつある。今回のハリルジャパンのベルギー遠征では、CBでコンビを組む吉田麻也が怪我で不在なだけに、かかる期待は大きい。
 
 マリ、ウクライナとの2連戦に、槙野はどんな想いで臨むのか。
「麻也の代わり、とは言わないけど、やっぱり、ディフェンス面を引っ張っていかなきゃいけないっていうのはある。2試合あるなかで、『吉田麻也』がいないなかで自分がどういう立ち位置で、自分の力を出していけるかは見られているはず」
 
 今回、選ばれたメンバー26人のうち、CBは槙野のほか、若い昌子源と植田直通、そして久々の復帰となる森重真人の4人だ。
 
 その顔ぶれを見れば、年齢的にも、近年の代表での実績を考えても、槙野が守備面でリーダーシップをとるべき立場にあるのは間違いない。持ち前の前向きなキャラクターと強靭なメンタルで、チーム全体をも引き締めてほしい。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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