大久保嘉人が本音を吐露。名古屋戦の決勝弾は「悔しさもあった」「個人的にも落ち着く」

2018年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームを首位に導く一発は、自身が「これから乗っていける」節目のゴールに

交代直後のファーストタッチで決勝点。大久保が非凡な得点感覚を見せつけた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ4節]名古屋0-1川崎/3月18日/豊田ス
 
 川崎の大久保嘉人が、鬱屈を晴らす一発を決めた。アウェーの名古屋戦で迎えた65分、家長昭博に代わって途中出場した背番号4は、直後のセットプレーで中村憲剛のクロスに頭で合わせて決勝弾を叩き込んだのだ。
 
「同じような戦い方をしていて、なかなか点が入らないなかで、セットプレーで点が取れたので良かったです」
 
 試合後のインタビューでそう語ったヒーローは、続けて「ファーストタッチで点が取れたのは良かった。途中から入る難しさもありますが、それまで良い準備をしてきた」とコメント。渾身のゴールについては「ドンピシャできたなと思った。枠の外に出さないようにしっかりボールを見てって思っていました」と笑みを見せた。
 ここまで大久保は、ACLでは先発起用されてきたものの、リーグ戦でのスタメンはゼロ。思うところもあったのだろう。「リーグ戦に関しては試合にあまり出てなかった悔しさもありますし、そのなかでああいう得点ができたのは個人的にも落ち着きます。これから乗っていけるんじゃないかと思います」と素直な気持ちを語った。
 
 チームを首位に浮上させた殊勲の一発は、本人にとっても「これから乗っていける」会心のゴールだったようだ。

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