メキシコ・パチューカに所属する本田圭佑が日本時間３月16日、自身のツイッターを更新。昨年９月のワールドカップ最終予選以来、およそ６か月ぶりで日本代表復帰を果たしたことについて、以下の一文を掲載した。
 
「一歩前進しただけ。サッカーには偶然はないし、６月まで一歩ずつ前進するだけ」

 
　前日のメンバー発表会見でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「我々は追跡をずっと続けている。このチャンスを掴んでほしい」と本田に向けてメッセージを送った。いまから１年前には「日本代表に欠かせない中心的存在」と評していたが、いまや本田も当落線上の選手のひとりに過ぎないことを強調したのだ。

 

　さらにＦＷ陣に対しては、「まずは点を取る、取らせるところ。いつも（中盤に）下りてきて足下にボールを持ってしまうのではダメだ。やはり（敵ディフェンスの）背後にいてほしい。そういうことを要求したいし、自分の能力をしっかり発揮してほしい」と注文をつけた。本田はメンバー発表の際、右ウイングの選手として名を読み上げられている。
 
　後期リーグを戦うパチューカで本田は、依然好調を維持している。10試合に出場して４得点・５アシストの大暴れで、完全にチームアタックの中軸に君臨。はたして、今回のマリ、ウクライナと相まみえるテストマッチ２連戦で存在を示せるか。自身の立ち位置を「前進」させられるか。大注目である。