日本協会が15日、３月の欧州遠征（23日／マリ戦、27日／ウクライナ戦）に臨む日本代表メンバー26名を発表した。乾貴士（エイバル）や井手口陽介（クルトゥラル・レオネサ）が選外になる一方、森重真人（FC東京）や本田圭佑（パチューカ）が復帰を果たし、中島翔哉（ポルティモネンセ）が初選出となった。
 
　ロシア・ワールドカップまで残り３か月となり、気になるポイントのひとつが、本大会の登録メンバー23人がいつ発表されるかだ。これについて報道陣から問われたヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、今後のスケジュールについて言及した。
 
「恐らく（５月30日のキリンチャレンジカップ）ガーナ戦が終わった後の５月31日あたりになるのではないでしょうか。登録の最終期限は６月４日と聞いていますし、ヨーロッパに旅立つ直前になるでしょう」

　続けて指揮官は、メンバー選考の大変さを熱っぽく語った。
 
「本大会に臨む監督は皆そうですが、フットボール面、感情面すべてを含めてチョイスしなければならないので大変です。日本の選手たちは素晴らしい人間性を持っています。彼らに愛着があるとはいえ、どのようなオーガナイズで戦うのか選択しなければいけないですし、その時に（状態の）良い選手を選びます。（最終的に選ぶ）23人の基準はいろいろありますが、フットボール面でも人間性の面でも、ものすごく難しい作業になります」
 
　選手たちは、今回の欧州遠征、そして日産スタジアムで開催されるガーナ戦でどれだけアピールできるか。ハリル監督が示唆した"運命の日"まで熾烈な争いが繰り広げられそうだ。