【ブンデス日本人の現地評】大迫はゴールも及第点止まり、デュッセルドルフの2人を地元紙は絶賛!

2018年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

酒井には「プレーは寒々しく一杯いっぱい」…

ピサーロとのコンビネーションが機能して同点ゴールを挙げた大迫だったが、チームはすぐに失点してしまった。 (C) Getty Images

 ブンデスリーガ第26節最後の1試合となったブレーメン対ケルンの一戦は、大迫勇也が今シーズンのリーグ3点目をマークしたものの、ケルンは1-3で敗れて最下位から脱することができなかった。
 
 3試合連続で先発に名を連ねた大迫は、1点ビハインドの53分にニアサイドを打ち抜く見事な同点ゴールを決める。しかし、チームはその後、同じようなかたちから2失点を喫してしまった。
 チームが敗れたこともあり、『ビルト』紙の評価はチーム最高タイながら、3点に止まった。
 
 地元紙では、『エクスプレス』の採点も同じくチーム最高タイの3点で、「攻撃では破壊的だった。その多くの働きは、同点ゴールで報われた」と評価。『ケルナー・シュタットアンツァイガー』も同じくチーム最高タイの3点を付け、「試合に入るために必要だった。爆発的な同点ゴールを決めた」と記している。
 
 首位バイエルンと対戦した17位ハンブルクは0-6で大敗。先発フル出場した酒井高徳は複数の失点に絡み、厳しい評価が下された。
 
『ビルト』、『キッカー』誌ともに、採点はチーム最低タイとなる6点。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』も同じくチーム最低タイの6点を付け、「キャプテンは0-1のアシストをした。プレーは寒々しく、一杯いっぱいだった」と切り捨てている。
 
 さらに地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』は、「ディークマイアーの代わりに早い時間で交代になっていれば、文句を言う必要もなかっただろう。最初の失点は彼がアシストし、2失点目の場面のジャンプは届かなかった」と厳しかった。
 
 2位シャルケをホームに迎えたマインツは0-1で敗れ、16位のまま。武藤嘉紀は65分から途中出場を果たすも、シュートを1本放っただけで、チームを救うことはできなかった。
 
『ビルト』はチーム最低タイの5点を付け、『キッカー』は出場時間が短かったため、採点なし。地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』も採点は付かなったが、「エリア内で幾つかのシーンを迎えたが、シュートまで持ち込むことはできなかった」と指摘している。

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