乾貴士とエイバルの契約は今年６月までとなっており、先月には契約延長は間違いないといわれていたが、ここにきて事態は急変したようだ。
 
　３月12日（現地時間）、スペインの複数のメディアが伝えたところによると、乾はエイバルには残らず、同じリーガ・エスパニョーラのベティスへフリーで加入することを決断したという。

『マルカ』紙によれば、乾の代理人がベティスと交渉で合意に達した他、エイバル側は、ベティスが乾に提示したと思われる額の年俸を支払うことは不可能とし、慰留することはないようだ。
 
　またバスクの放送局『ETB』は、「先週末にエイバルと契約更新について交渉を行なった乾の代理人が、"空気を変える"決断を下した」と報じている。
 
　代理人はエイバルに残留しないことをクラブ上層部に通告し、すでに乾はチームメイトたちに今シーズン限りの退団を報告済みという。そして、このウイングプレーヤーは、ベティスと３年契約を結ぶとのことだ。
 
　ベティスはアンダルシア州セビージャの名門クラブであり、リーガ（１回）、コパ・デル・レイ（２回）での優勝経験もある。今シーズンはここまで、勝点40でエイバル（39）よりひとつ上の８位につけている。
 
　果たして、この報道の通りに乾は愛着を感じているエイバルを離れ、緑のユニホームを身に纏うことになるのか？　正式発表が待たれる。