「正真正銘のレジェンド」「信じられない記録」 名手チェフのプレミア史上初の偉業にファンが熱狂!

2018年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

記録の懸かった試合で渾身のPKストップを披露。

冷静沈着なプレーで幾多のピンチを凌いできたチェフ。そんなチェコ代表GKが達成した偉業に、賛辞が相次いだ。 (C) Getty Images

 約11年間に渡ってプレミアリーグでトップをひた走ってきた守護神が、偉業を達成した。
 
 現地3月11日に行なわれたプレミアリーグ30節、アーセナルがワトフォードを3-0と一蹴した試合で、元チェコ代表GKのペトル・チェフは、プレミアリーグ通算200回目のクリーンシートを達成したのだ。
 
 2007年夏にフランスのレンヌからチェルシーに加入し、2015年夏にアーセナルに移籍していたベテランGKは、プレミアで432試合に出場。そのプレーは常にクレバーで、いかなる場面においても冷静な状況判断力でピンチを脱し、着実に無失点試合を重ねてきた。
 
 記録の懸かったワトフォード戦でも、ピンチはあった。62分には相手にPKを与えてしまったが、チェフはトロイ・ディーニーの蹴ったPKを横っ飛びで見事にセーブし、チームを救ってみせた。


 
 昨年12月16日に行なわれた18節のニューカッスル戦で完封勝利を収め、無失点試合数を「199」としていたチェフだが、以後は11試合連続で失点を喫し、ファンからは非難の声を浴びせられていた。

 そのことへの責任を痛感し、3月4日には自身のツイッターで「世界最高のプレミアリーグにおいて、アウェーで勝ちたければ、今日の自分のような失点をするGKではいけない。ありえないよ……」とファンに謝罪していた。
 
 試合後、ようやく達成した記録更新に、彼は安堵のコメントを残している。
 
「信じられないような節目の記録だ。199回目を達成してから、11試合を待たなければならなかった。フラストレーションの溜まる時期が続いたけど、最も重要なのは、チームの勝利だ」
 
 記録更新にもおごり高ぶることなく、チームの勝利を第一としたチェフを、プレミアリーグも称賛。試合後には公式ツイッターで数々のファインセーブ動画を付けて「信じられない成果だ」とツイートを発信した。
 
 これには大きな反響があり、ファンからは「プレミアリーグのレジェンド」「本当に信じられない記録だ! おめでとう」「凄いものは凄い。アメージングなGKだよ」と称賛の言葉が次々に書き込まれた。
 
 35歳で節目の記録に到達したチェフだが、今後、どこまでクリーンシート数を伸ばすのか? まだまだ彼には期待したい。

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