名古屋のジョーは不完全燃焼…湘南との無敗対決は0-0の痛み分けに

2018年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ハイクロスに合わせる場面はほとんどなし

ジョー(7番)は前線でゴールを狙ったが、効果的なパスがほとんど入らなかった。写真:徳原隆元

【J1リーグ3節】湘南0-0名古屋/3月11日/BMWス
 
 J1リーグ3節の湘南対名古屋が11日、Shonan BMWスタジアム平塚で行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
 
 ともにリーグ負けなしで好調を維持する両雄の対戦は、互いに隙を見せないシビアなゲームになった。
 
 とりわけ目立ったのが、湘南の守備意識の高さだ。相手にボールを奪われると素早く帰陣して守備陣形を整え、そこからボールホルダーに対して厳しくプレッシャーをかける。個人能力に長けた名古屋のガブリエル・シャビエルやジョーから自由を奪って名古屋の特長を上手く消した。
 
 もっとも、名古屋の攻撃がある意味で単調だったのも、湘南の助けになったかもしれない。特に後半の名古屋は中央への効果的な縦パスが少なく、サイドを突破しても長身FWジョーの高さを生かすようなハイクロスはなかった。終盤にジョーがボールを触ったのは、77分の青木亮太のシュートにつなげたポストプレーくらい。自身はシュートを打てていない。不完全燃焼に終わった名古屋の新エースが、試合終了後に不満そうな顔を浮かべたのは無理もないだろう。
 
 結局、どちらのチームもゴールを奪えないまま終了の笛を聞き、勝点1を分け合う結果に。湘南は1勝2分で7位、名古屋は2勝1分で4位となっている。
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