【ブンデス展望】香川欠場のドルトムントは長谷部擁するフランクフルト相手に得点力が復活するか!?

2018年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

分の良い相手から2点以上を奪えるか!?

故障者/ドルトムント=ドゥルム(DF)、ロデ(MF)、香川(MF)、ヤルモレンコ(FW) フランクフルト=マスカレル(MF)、マイアー(FW)
出場停止/ドルトムント=なし フランクフルト=なし

ブンデスリーガ第26節
ドルトムント - フランクフルト
3月11日(日)18:00キックオフ(現地時間)/ジグナル・イドゥナ・パルク(ドルトムント)
 
ドルトムント
前節までの成績:3位 勝点42 11勝9分け5敗 50得点・31失点
フランクフルト
前節までの成績:4位 勝点42 12勝6分け7敗 33得点・27失点
 
[注目ポイント]
●ドルトムントはホームでフランクフルトに6連勝中
●直近5試合で平均1得点の攻撃は改善されるか?(ドルトムント)
●守備のリーダー、長谷部が重責を果たせるか?(フランクフルト)

 チャンピオンズ・リーグ圏内(4位まで)の両チームが同勝点で迎える一戦。本来なら日本人対決としても注目を集めるカードだが、22節ハンブルク戦で足首を痛めた香川真司は、今回もメンバーから外れるようだ。
 
 ドルトムントは直近の公式戦4試合で勝利なし。この要因は、ドイツ代表のタレントを揃えながらも、直近5試合でそれぞれ1点しか奪えていない攻撃陣の得点力の低さにある。チャンスは作れるものの決定力を欠いており、この部分がどれだけ改善されているかが注目だ。
 
 クラブの公式サイトによる予想では、バチュアイはベンチで、ロイスがワントップに置かれ、2列目にシュールレ、ゲッツェ、フィリップが並ぶかたちとなっているが、いずれにせよ、この攻撃陣がここまでの停滞ムードを払拭できるかどうかが、勝敗の鍵を握る。
 
 過去の対戦では、ドルトムントはフランクフルトにホームで6連勝中。シュテーガー体制となってから、ホームでは無敗を維持しており、このデータを味方にすることができるか。
 
 彼らを迎え撃つフランクフルトは、長谷部誠が最終ラインの中央で先発出場するとみられ、守備のリーダーとして重要な役割を担う。ドルトムントに勢いを与えてしまうか、あるいは攻撃を封じて苛立たせるか。
 
 年明けは6勝1分け2敗と大きく勝ち越し、RBライプツィヒを逆転で下した23節には3位まで浮上したフランクフルト。選手の意思統一がなされての高い組織力と、攻守での粘り強さを見せられれば、ホームチームを相当に苦しめるはずだ。
 
 特定の選手ではなく、多くの選手がゴールを奪っているのがこのチームの特徴であり、前節ハノーファー戦で決勝点を奪ったSBのダ・コスタのような切り札となれる選手もいるだけに、今でも守備が混乱を来すことがあるドルトムント相手には、少なからずチャンスがあるだろう。
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