[Ｊ２リーグ３節]大宮 0-1 徳島／３月10日／NACK5

　夕暮れのNACK5スタジアムでスーパーゴラッソが生まれた。
 
　Ｊ２リーグ３節の大宮アルディージャvs徳島ヴォルティスの注目対決。０－０の拮抗した試合展開のまま迎えた、52分だった。右ＣＫを得た徳島は、キッカーの岩尾憲がライナー性のボールをゴール前ではなくペナルティーアーク付近に供給。なんとそれを待ち受けた内田裕斗が自慢の左足を振り抜いてダイレクトで合わせ、強烈な20メートル弾を叩き込んだのだ。

　相手GK笠原昴史にとってはノーチャンスな一撃に、徳島のリカルド・ロドルゲス監督も派手なガッツポーズ。今季初ゴールにして殊勲弾を挙げた内田裕は「先週くらいから練習であの形をやってて、その時から感触が良かった。試合で決めれて良かったです」と振り返った。
 
　試合はこのリードを守り切った徳島が１－０で勝利。開幕連敗スタートの悪しき流れを見事に断ち切り、シーズン初白星を手にしている。