古巣ガンバ戦で開通した“家長-阿部ルート”!川崎を今季ホーム初勝利に導く

2018年03月10日 本田健介(サッカーダイジェスト)

古巣への想いは語らずとも…。

試合後にふたりで写真に収まった阿部(写真左)と家長。今季ホーム初勝利に貢献した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ3節]川崎2-0G大阪/3月10日/等々力
 
 J1の第3節、G大阪と対戦した川崎は2-0で今季ホーム初勝利を挙げた。
 
 8分にエドゥアルド・ネットのゴールで先制した川崎に追加点をもたらしたのは、古巣との対戦となった家長昭博と阿部浩之のコンビだった。
 
 55分、カウンターのチャンスでペナルティエリア左から阿部がゴール前へ右足でクロスを送ると、待ち受けていた家長が右足で丁寧に蹴り込んだ。
 
 家長は「カウンターになって僕はフリーでしたし、よく見てくれていたなと思います」と振り返り、阿部は「(クロスは)緩めになったんですが、アキくん(家長)が決めてくれて良かったです」と喜ぶ。
 
 3日前のACLのメルボルン・ビクトリー戦では、試合終了間際にPKで同点に追い付かれる手痛いドローを喫していた。その嫌な流れを変える意味でも、ふたりが示した働きは大きい。
 
 チームは試合後すぐに空港へ移動。この日の夜の便で3月13日のACL第4戦のメルボルン・ビクトリー戦が行なわれるオーストラリアへ移動する。中2日で試合をこなすハードスケジュールが続くが、阿部は「疲れはありますが、勝ち続けていたら多少気分は違います。良い方向でできると思います」と前を向く。
 
「何回もやっているので特になにも感じなかったです」(家長)と、公式戦4連敗と苦戦が続く古巣への印象はお互いに口にしなかったが、川崎2年目のコンビがチームをさらに勢いに乗せてくれると、期待が膨らむ活躍ぶりだった。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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【川崎2-0G大阪 PHOTO】エドゥアルド・ネット、家長の得点で川崎が今季ホーム初勝利!G大阪はリーグ3試合連続無得点・・・
 

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