華麗に扇原かわし、球際でぶちかまし!! 久保建英がJ1初先発で堂々のパフォーマンス!

2018年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

若手主体のFC東京は久保が最大の攻撃の起点に。

前半から久保にはタイトなマークがついたが、球際で一歩も引かないプレーぶりを見せた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[ルヴァン杯]横浜 1-0 FC東京/3月7日/ニッパツ

 Jリーグのルヴァンカップは3月7日、グループステージ開幕戦の8試合を各地で開催。ニッパツ三ツ沢球技場では、横浜F・マリノス対FC東京の一戦が行なわれ、横浜が1対0で勝利を収めた。

【ルヴァン杯PHOTO】横浜 1-0 FC東京|シノヅカが決勝点! 横浜が白星発進
 
 この試合でJ1公式戦初先発を飾った久保建英は、立ち上がりからFC東京の攻撃を牽引。最前線で味方から積極的にボールを引き出し、相手のタイトなマークを受けながらも高いボールキープ力を発揮。タイミングの良いパスで攻撃のリズムを作り出した。
 
 10分すぎには自らボールを敵陣の深い位置まで運び、グラウンダーの鋭いクロスを入れるが、これはDFのブロックに遭ってしまう。その直後には久保のボール奪取からチャンスを広げ、最後は久保みずからシュートを放つが、これは枠を捉え切れない。
 
 しかし、開始4分にイッペイ・シノヅカのゴールで横浜に先制されたFC東京は徐々に攻撃のリズムを失い、攻め手を失ってしまう。前半は1点ビハインドで終了した。
 
 後半立ち上がり、久保が再び輝きを放つ。53分、自陣での味方のクリアボールを拾った久保はそのままドリブルを開始。すぐさま相手ボランチの扇原貴宏が密着マークにつくが、久保はヒールタッチでこのディフェンスを鮮やかにかいくぐる。さらに、ボールを前方に運び出すと、センターサークル付近から積極的にゴールを狙うが、これは枠を捉え切れない。
 
 さらに53分には左サイドの深い位置まで入ったボールを追うと、DFに強烈なショルダーチャージを見舞う。この"ぶちかまし"で体勢を崩した相手DFにボールが当たり、CKを獲得するしたたかさも見せた。
 
 その後も若手主体のFC東京のなかで、ボールを受けては質の高いプレーを繰り出した久保は、最大の攻撃の起点として存在感を発揮。最後までピッチを去ることなくフル出場で堂々たるパフォーマンスを見せている。
 
 試合は、横浜が1点リードのままタイムアップ。ホームでの初戦を白星で飾った。

【ルヴァン杯PHOTO】横浜 1-0 FC東京|シノヅカが決勝点! 横浜が白星発進
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