イブラが大先輩ラーションと共に電撃代表復帰?「ワールドカップへの準備は整ったぜ!」

2018年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

半分冗談、半分本気といったところ

チーム練習では「毎日真摯に取り組んでいる」(モウリーニョ監督)という。イブラの実際のコンディションはいかほどのものなのか……。(C)Getty Images

 スウェーデン代表の新旧エースが揃って復帰を果たす? 衝撃のニュースが舞い込んできたのは、3月5日だ。マンチェスター・ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチが自身のツイッターを更新。同胞の大先輩、ヘンリク・ラーションとの2ショット写真を公開し、「ワールドカップへの準備は整ったぜ!」と宣言しているのだ。
 
 もちろんこれはズラタンなりのジョーク。ラーションは現役を退いて久しい46歳で、2016年6月にヘリシンボリ監督の座を退いてからはフリーの身だ。テレビ解説などの仕事に従事しながら、指揮官就任のオファーを待っている状況。本人はプレミアリーグでの挑戦を夢見ているようで、「ビッグリーグのビッグクラブを率いたい。監督としての自分のポテンシャルに自信を持っているし、経験を選手たちに還元できると信じている。イングランドが理想だな」と、母国メディアに語っている。


 
 一方、ズラタンのほうは笑い話で済みそうにない。EURO2016の大会中に代表引退の声明を発表し、以降はいっさい黄色いキットに袖を通してこなかったが、ここにきてワールドカップ出場に色気を出しているからだ。2月下旬、スウェーデンのテレビ局のインタビューに応じ、こんな話をしている。
 
「代表が恋しい。それは確かだよ。20年近くプレーしていたのに、いまは他の選手がそこでプレーしている。それを眺めるだけしかできない現状は、なかなかタフなんだよ。プレーしたいという想いが強くなっているのは間違いないけど、実際に思うようなプレーができるかどうかは別の話。プレーできると確信できれば、新たな考えが生まれるだろう。代表復帰への扉は閉ざされていないと思っている。ただ、ズラタン・イブラヒモビッチだからという理由だけで、ロシアに行きたくはないんだ」
 
 昨年4月、右膝の前十字靭帯を損傷した。7か月後にいったんは戦列復帰を果たしたが、コンディションは回復せず、年末以降はベンチ外の日々が続いている。ユナイテッドとの現行契約は今シーズン終了までで、クラブもズラタンも延長の意思はないという。るジョゼ・モウリーニョ監督も「最終的には本人の決断次第だが、今シーズンいっぱいでクラブを離れるだろう」と明かしている。
 
 はたして36歳のズラタンはワールドカップに電撃参戦するのか。12年ぶりに世界最高峰の舞台に戻ってくるのか。ツイッター写真で見せている満面の笑みは、以前と変わらず、自信に満ち溢れている。

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