石川直宏、羽生直剛、サポーター…“家族”からのメッセージに平山相太が噛みしめるように口にした言葉

2018年03月05日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「ありがとう」「お疲れ様」など多くの言葉が送られた

FC東京サポーターと引退する平山で写真撮影。味スタには平山コールが響き渡っていた。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ2節]FC東京 0-1 仙台/3月3日/味スタ
 
 FC東京対仙台の試合後、平山相太の引退セレモニーが行なわれ、サポーターや元チームメイト、メディアなど多くの人が集まった。
 
 最後の味スタでのセレモニーでは、平山から古巣である両クラブに挨拶。FC東京サポーターからは平山コールが送られた。
 
「1年しか経っていないんですけど、その1年がすごい長く感じて。懐かしく感じました」
 
 やはり昨季、移籍先の仙台で怪我に苦しみ、公式戦の出場がなかった1年間は長く感じたのだろうか。久しぶりにピッチの上で、それも「家族」と言うFC東京の本拠地での1年ぶりのチャントに平山は感慨にふける。
 もちろん、仙台サイドにも挨拶へ行ったが、両サポーターからの温かい声援にある想いが湧いたという。
 
「みんな『ありがとう』っていう言葉が多くて。自分が何をしてきたか、何を残せたか実感はなかったですけど、そういう言葉をたくさんもらって、サッカーをやってきて良かったなと思いました」
 
 また、石川直宏と羽生直剛からは花束を贈られた。平山はふたりからのメッセージも明かしてくれた。
 
「辞めると決めて連絡はしました。ふたりとも、自分が引退すると言うのを話して、その時は引き留めてくれて、まだやれると言われました。ただ、今日に関しては『お疲れ様』と言葉を頂きました」
 
 花束贈呈にメモリアル動画も送られ、"家族"からも労いのメッセージ。平山は何度も噛みしめるように「サッカーやっていて良かった」と口にしていた。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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