「小さい頃から見てきた舞台」 フクアリ初陣の鳥海晃司がいつも以上に緊張した“ある理由”  

2018年03月05日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

開幕戦でプロデビュー。続くホーム開幕戦では先発出場を果たすも...

明治大から千葉に帰還した鳥海。ミスもあったが、高さとスピードを生かした守りで相手に最後まで得点を与えなかった。写真:田中研治

[J2リーグ2節]千葉0‐0水戸/3月4日/フクアリ

 憧れのフクアリ。しかも、ホーム開幕戦という特別な一戦。水戸戦は大卒ルーキーにとって一生忘れられないものとなった。
 
 千葉のCB鳥海晃司は2節の水戸戦でプロ初先発を飾った。先週の開幕戦で開始12分からピッチに立っていたなかで今節も出場。前節にレッドカードを貰った増嶋竜也の欠場などによって再び出番を獲得した。練習でもほとんど一緒にプレーをしたことがない新外国人エベルトとCBでコンビを組みながらも、物怖じせずに新人らしく溌剌としたパフォーマンスを披露した。

 183センチの高さとスピードを生かした守りで最後まで粘り強く対応。ビルドアップのミスやカウンターの対応でバタバタするシーンもあったが、チームの勝点1獲得に貢献した。
 
 鳥海は「結果も無失点でやれたのですが、チームとして勝つという目的を達成できなかった。そこに関しては悔いが残りました」という言葉で試合を振り返りつつ、肩の力が抜けたように安堵の表情を浮かべた。
 
 なぜ、試合後に誰よりもホッとした姿を見せたのか。ホーム開幕戦が鳥海にとって特別なものだったからだ。
 
 試合前から鳥海は緊張をしていたという。先週の開幕戦を経験しており、普通であればこのホーム開幕戦も動じずに試合を迎えられそうなのだが、千葉U-18の出身ということで気持ちが昂らずにはいられなかった。
 
「めちゃくちゃ緊張しました。僕がずっと小さい頃から見てきた舞台だったので、緊張は仕方ないかなと思いますけど(笑)」
 
 明治大を経て古巣に戻ってきた男にとって、フクアリは思い入れの強い場所。小学校時代からジェフのスクールに通い、中学時代からスタジアムの隣にあるユナイテッドパークなどでトレーニングを行なってきた。"いつかフクアリでプレーをする"という想いを胸に日々を過ごしてきたことを考えれば、想像以上に緊張するのは無理もないだろう。
 
「大学サッカーとの差を感じながらやっていたので、こんなに早く出られるとは思っていなかった」という言葉通り、予想以上に早い段階でデビューを果たした。それでも、プロ初先発で得たものは計り知れない。鳥海にとってホーム開幕戦を戦った経験は大きく胸に刻まれている。
 
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)

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