[J１リーグ２節]FC東京 ０-１ 仙台／３月３日／味スタ
 
　FC東京対ベガルタ仙台の試合後、１月に現役を退くことを発表した平山相太の引退セレモニーが実施された。ともに古巣の両サポーターへの挨拶を終えた後には、メディア対応が行なわれた。

「最後の囲みですね」と登場した主役と、殺到した報道陣の間では様々なやり取りが交わされた。そのなかで、「久保（建英）くんが同じ応援歌でしたね」と投げかけられると、平山はこう切り返した。
 
「はい、聞きました。恐縮です」

"怪物"と言われてきたストライカーの、若き至宝に対する「恐縮」の言葉に会場は笑いに包まれた。
 
　とはいえ、冗談を交えつつも、「今日もプレーを見て、上手いというか、才能があるなと思いました」と、その実力も評価している。
 
　平山にも「恐縮」と言わせるほど才能に溢れた久保のプレー。今後は、話題となったそのチャントとともに楽しんで見ていきたい。
 
取材・文●志水麗鑑（サッカーダイジェスト編集部）