J１リーグは３月３日、２節の５試合を開催。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸対清水エスパルスの一戦が行なわれ、清水が４-２で勝利した。


　ともに今季初勝利を狙う試合は、前半から点の取り合いに。13分、清水は北川航也のクロスに飛び込んだクリスランが左足ボレーを突き刺し先制。クリスランは、移籍後初ゴールとなった。

　さらに清水は26分、石毛秀樹のグラウンダーのクロスに北川が難なく合わせ追加点。２-０とリードを広げる。一方の神戸は32分に、田中順也のヘディングシュートで１点差に迫り、前半を終了する。

　後半に入り、攻勢に出る神戸は69分、チョン・ウヨンがフリーキックを直接沈め、ついに同点に追いつく。

　２点差を追いつかれ、嫌な流れとなった清水は72分、スルーパスに抜け出した19歳DFの立田悠悟が角度のない位置から右足を振り抜くと、これがGKキム・スンギュの左脇を抜けてゴールに突き刺さる。清水が立田のデビュー２戦目でのプロ初ゴールで３-２と勝ち越しに成功する。清水はさらに82分にも石毛のお膳立てから金子翔太が４点目をゲット。神戸をさらに突き放す。

　結局試合は４-２でタイムアップ。清水が敵地で今季初白星を掴んだ。神戸はポドルスキが積極的にゲームメイクに関わったが、ゴールは生まれず。開幕戦で同点弾を放ったハーフナー・マイクも不発に終わった。

　清水は次節、再び敵地で札幌戦（10日）、一方の神戸は敵地での仙台戦（10日）となる。