「扉を閉ざしたわけじゃない」「スキーが恋しいよ」サッカー界の注目コメント集

2018年03月05日 遠藤孝輔

代表復帰に含みを持たせたデ・ロッシ。

一度は代表からの引退を表明したものの、心変わりが見られるデ・ロッシ。同胞のブッフォンも同様の心境か。(C)Getty Images

≪注目のコメント①≫
「扉を閉ざしたわけじゃない」
発言者:ダニエレ・デ・ロッシ(ローマ/元イタリア代表)
 
 今年7月で35歳のベテランがイタリア代表でのプレー続行に意欲を示した。W杯予選プレーオフで敗れた直後に引退を表明したが、「新しい監督が僕を必要としてくれるなら」前言撤回もありえるという。一時代が終わり、新たな扉を開かんとするアッズーリに、はたして重鎮の居場所は?
 
≪注目のコメント②≫
「スキーが恋しいよ」
発言者:オリビエ・ジルー(チェルシー/フランス代表)
 
 なにかしらを我慢して、職務に打ち込んでいる人は少なくないだろう。チェルシーの新戦力もそんなひとり。平昌五輪のスキー競技観戦を堪能したものの、クラブとの契約上の理由で「サッカーの次に好き」と語るそのスポーツをプレーできないそう。ちなみに、新天地ではデビュー2戦目にアシストを記録。まずまずの滑り出しを見せている。

 
≪注目のコメント③≫
「エイバルが相手なら簡単だな!!」
発言者:ホセ・ルイス・メンディリバル(エイバル監督)
 
 智将を激昂させたのはジャッジだ。2月17日、リーガ・エスパニョーラ24節バルセロナ戦で、66分に非紳士的な行為を働いた自軍のオレジャーナを退場させながら、その直後に発生した相手の遅延行為と思しきプレーはお咎めなし。『マルカ』紙によれば、これで堪忍袋の緒が切れ、レフェリーにこう吐き捨てたという。抗議する心情も分からなくはないが、あえなく自身が退席処分と最悪の結果に……。
 
≪注目のコメント④≫
「インテルの選手たちは好き勝手にやっていたよ」
発言者:フランク・デブール(元インテル監督など)
 
 16年11月にミラノの名門をわずか85日で追われたオランダ人指揮官が、かつての教え子たちをバッサリ斬り捨てた。発言の真意はどうあれ、そうした選手たちを統率し、正しい方向へ導くのが監督の役目だろう。その後に指揮したクリスタル・パレスでも長続きせず、意思疎通に苦労しない母国以外で実績を残せていないのは必然かもしれない。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.3.15号より加筆・修正
 
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