「俺の選択肢にギブアップはない」ペーターゼンに捧げるイブラヒモビッチの金言

2018年03月05日 遠藤孝輔

多少、傲慢だと思われてもプロには不屈の精神が必要だ。

ドイツ代表入りの望みが出てきたにもかかわらず、謙虚なペーターゼン(右)。そんな好調なストライカーには、謙虚とは無縁なスウェーデンの“王”(左)の言葉を捧げたい。(C)Getty Images

≪注目のコメント≫
「ワールドカップ出場はノーチャンスだろうね」
 
発言者:ニルス・ペーターゼン
(フライブルク/ドイツ)
 
 ブンデスリーガでドイツ人最多の11得点を挙げているCFから、まさかの"白旗宣言"が飛び出した。「代表の選手たちが素晴らしい仕事をしている」ゆえ、自分が割って入る余地はないと考えているようだ。ただ、今後もゴールを積み重ねるようなら、周りが放っておかないだろう。スモールクラブで異彩を放つ謙虚なストライカーに注目だ。
 
≪ペーターゼンに捧げる"金言"≫
「俺の選択肢にギブアップはない」
 
発言者:ズラタン・イブラヒモビッチ
(マンチェスター・ユナイテッド/元スウェーデン代表)
 
 右膝十字靭帯を断裂した17年4月、現役引退を危惧する声をかき消すように、当時35歳の"王"が発した言葉がこれ。その後、長く険しいリハビリを経て、ピッチに戻ってきたのは周知のとおりだ。思想や流儀は千差万別とはいえ、ペーターゼンにもプロとしての不屈の精神を示してほしいものだ。
 
文:遠藤孝輔
 
※ワールドサッカーダイジェスト2018.3.15号より加筆・修正
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