ミラン監督人事 EL優勝監督エメリの招聘には5月27日までに決断が必要

2014年05月26日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

セビージャは契約延長をオファー。

セビージャから慰留されているエメリ。ミランは決断を迫られている。 (C) Getty Images

 ミランが招聘に乗り出して一躍脚光を浴びた、ヨーロッパリーグ(EL)優勝監督のウナイ・エメリ(セビージャ)。EL決勝の前にはラツィオもアプローチして交渉が進んでいたという事実が明らかになった。何度かコンタクトが続いたが話が進展しないまま、EL決勝に集中するという理由で中断、そのまま立ち消えになったという。
 
 ミランはEL決勝の翌日に初めて接触し、セビージャが東南アジアツアーに出ている現在も交渉が続いている。セビージャはエメリに対して契約延長をオファーしており、返答の期限が迫っていることもあって、ミランは5月27日までに最終的な決断を伝える必要がある。それができなければ、エメリはセビージャとの契約延長にサインすることになるだろう。
 
 問題は、ミランがクラレンス・セードルフ監督との契約に決着をつける必要があること。違約金を支払って契約を解消するか、2016年までの契約を保ち給料を支払いながら、セードルフが次のオファーを受けるのを待つか、選択肢はそのどちらかだが、ミランは後者の方が経済的損失は少ないという考えに傾いているようだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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