3G2Aと大暴れのスアレスが終了間際に奇行!「明らかな警告狙い」「またしでかした」

2018年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

相手選手を引き倒すもミッションは失敗に

今季最高といってもおかしくない大車輪の活躍を見せたスアレス。だが終了間際に相手選手を攻撃する謎の行動に……。(C)Getty Images

 ウルグアイ代表FWのルイス・スアレスが、またしても奇行に及んだ。
 
 土曜日のリーガ・エスパニョーラ25節で、バルセロナはジローナを相手に6-1の大勝を飾った。スアレスはハットトリックを達成しただけでなく2アシストも記録して、5得点に絡む大暴れ。鮮烈なパフォーマンスを披露した。
 
 ところが、スアレスは試合終了が近づくにつれ、どこかソワソワしている。すると91分に相手選手の足を掴んで引っ張り、その2分後にも敵DFを抱きかかえて押し倒す奇行に出たのだ。どちらも警告に値するファウルだったが、ハビエル・アルベロア主審は1本目でアドバンテージを取り、2本目ではイエローを一瞬ちらつかせたもののお咎めはなし。そこでタイムアップのホイッスルが鳴り響いた。

 
 テレビ画面には、バツが悪そうに苦笑するスアレスの表情が映し出された。スペインの各メディアは一斉に「明らかな警告狙い」「またスアレスがしでかした」と報道。バルサは木曜日に敵地でラス・パルマス戦を消化し、中2日で2位・アトレティコ・マドリーとの大一番を戦う。現在累積が4枚。あと一枚もらえば出場停止のスアレスが、アトレティコ戦を前に"精算"を試みたと断じているのだ。

 
 このジローナ戦では、同じく出場停止にリーチがかかっていたジョルディ・アルバが86分に相手MFに飛び掛かり、イエローを頂戴した。次節はピッチに立てない。これら一連の行為について、試合後の会見で問われたのがエルネスト・バルデルデ監督だ。「彼らは試合に集中していたと思うし、警告を出すか出さないかはジャッジが決めること」と前置きしたうえで、「私からはもちろんなにも言っていないし、もし彼らが出場停止になったとしても、ほかの選手が試合に出るだけだ」と、やんわり否定した。
 
 故意だったかどうかは知る由もないが、スアレスは昨シーズン、同じようなシチュエーションで"精算"に成功している。その際は試合後に「良かったよ。すべてクリーンにして試合に臨めるわけだからね」と語り、物議を醸していた。それゆえ国内メディアは「またか」といぶかったのだ。
 
 アヤックス&リバプール時代には噛み付きや差別発言などトラブルが絶えなかったが、バルサ移籍後はそこまでの問題行動は起こしていない。ただ、やはりそこはマリーシアの権化。あいかわらずのお騒がせぶりだ。

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