約2年ぶりに「BBC」が揃ってゴール!300得点到達&ベンゼマに花を持たせたC・ロナウドに賛辞

2018年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

R・マドリーは公式戦5連勝。

ここにきて一段と頼もしさを増している「背番号7」。エースにゴールが戻ったR・マドリーは、やはり強い。終盤戦に向けて、じわじわと調子を上げている。(C)Getty Images

 レアル・マドリーは現地時間2月24日、リーガ・エスパニョーラ第25節でアラベスに4-0と快勝した。この試合では、ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウドの「BBC」が、揃ってゴールを決めている。

 R・マドリーは前半終了間際にC・ロナウドが先制点を挙げると、後半立ち上がりにベイルが加点。さらにC・ロナウドが自身2点目を奪い、最後はベンゼマがPKを決めて大勝を締めくくった。

 スペイン紙『Marca』によると、BBCが揃ってゴールを決めたのは、2016年4月16日のヘタフェ戦以来、約2年ぶりとのこと。さらに全員がフル出場したのは、2015年12月13日のビジャレアル戦以来だったという。
 このアラベス戦がリーガ出場285試合目だったC・ロナウドは、この日の2ゴールでリーガ通算300ゴールの大台に到達。『Marca』紙によると、バルセロナのリオネル・メッシが300ゴールを記録したときよりも、41試合早いという。

 また同紙は、C・ロナウドの1試合平均1.05得点という数字が、メッシ(407試合出場370得点、1試合平均0.90得点)を上回っているとも伝えている。

 素晴らしかったのは、数字だけではない。この日のC・ロナウドは、1点目を決めた際、ヒールキックでアシストしたベンゼマを指さし、観客にその功績をアピール。さらに、最後のPKのチャンスでは、ハットトリックが懸かっていたにもかかわらず、ベンゼマに花を持たせた。

 すると、決定機を外した際などにベンゼマに容赦ないブーイングを浴びせていた観客も、PKを前にベンゼマにエール。選手も期待に応えてPKを決め、今季4点目をマークしている。

『Marca』紙は、ジネディーヌ・ジダン監督が試合後、「クリスチアーノの振る舞いが嬉しかった」と、C・ロナウドに賛辞を寄せていたことも併せて報じている。

「サッカーはチームプレーで、クリスチアーノのカリムに対する振る舞いは本当に素晴らしかった。カリムもとても良いプレーをしたし、ゴールに値した」

 一方、守護神のケイラー・ナバスは、「僕らは驚いていない」と、C・ロナウドの人間性を讃えている。

「僕らは彼がどんな人か知っているからね。こういうときはグループの愛が必要で、クリスチアーノはどういう風にロッカールームで過ごしているかを示しただけさ」

 チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦第1レグでパリ・サンジェルマンに逆転勝利し、このアラベス戦の白星で公式戦5連勝と、一時の不振を抜け出した感のあるR・マドリー。首位バルセロナに勝点14差とリーグ連覇は厳しい状況だが、ジダン監督のチームはCL3連覇という大偉業の達成をめざす。

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