「天才的なセンスだ!」ゴール実況に挑戦したイングランド代表MFに絶賛の嵐!

2018年02月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「モハメド・サラー、生意気で図々しい男がまた決めた!」

ゲーム実況にチャレンジしたチェンバレン。持ち前のユーモアセンスと底抜けに明るいキャラを存分に発揮した。(C)Getty Images

 リバプールのイングランド代表MF、アレックス・チェンバレンが意外な才能を発揮した。
 
 クラブの公式チャンネル『LFC TV』で、なんとサッカー中継実況にチャレンジ。自身が実況アナとなり、コメンテイター(解説者)に僚友のオランダ代表MFジョルジニオ・ヴァイナルダムを迎えるという設定だ。
 
 挑んだのはプレミアリーグ11節のウェストハム戦で、リバプールが敵地ながら4-1の快勝を飾ったゲーム。今週末にリバプールが本拠地アンフィールドでウェストハムを迎え撃つため、その盛り上げにひと役買ったというわけだ。入場シーンからタイムアップまで5分近くの実況中継は……。口が達者なチェンバレンの独壇場となり、プロ顔負けのマシンガン実況を繰り広げた。
 
 出てくるシーンのすべてにコメントを付けていくのだから凄い。この試合でリバプールはオレンジ色のキットを身に付けたが、ヴァイナルダムが映し出されると「なんとも素晴らしいオレンジ色のシャツ。やはり(オランダ代表の)彼にはこの色がよく似合う」と描写し、「我々はこのキットでいい結果を出し続けている。このゲームもきっとそうなるだろう」と続けた。
 
 圧巻だったのが、リバプール先制のシーン。相手のCKからカウンターのチャンスを掴み、サディオ・マネのドリブル→モハメド・サラーの左足シュートでゴールを奪った。サネが高速ドリブルを敢行するとハイテンションに。「走り屋が解き放たれた! チェンバレンも追いつこうと必死だ。どうもありがとう、モハメド・サラー。生意気で図々しい男がまた決めた。おそらくシーズン100ゴール目でしょう」とジョークを交えながら、興奮を伝えた。
 
 なにかにつけ自身の働きを称え、スロー再生の場面でも「利いていたのはチェンバレンの動き。見て! (敵DFの)アーロン・クレスウェルが完全に翻弄されている。チェンバレンが注意を逸らしたからこそ生まれたゴールだ」と話し、隣にいるヴァイナルダムを笑わせた。さらにゲームの途中で相手選手との接触で顔面をスラップされたシーンでは、「なぜレッドカードが出ないのか! 明らかに顔面に入っている」と猛抗議。そして自身が決めたチーム3点目ではふたたび絶叫。「ついにリバプールでのリーグ戦初ゴールを決めた!」と、このときばかりは少し恥ずかしそうに振る舞った。
 

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