「最高級のジョーカーだ!」南野拓実を地元紙がEL大一番のキーマンに指名!

2018年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

直近のリーグ戦では先発フル出場で1アシスト

先発でもスーパーサブでも結果を出している今季の南野。ザルツブルクを4年ぶりのEL16強に導けるか。(C)Getty Images

 現地時間2月22日に開催されるヨーロッパリーグのラウンド・オブ32(第2レグ)、レッドブル・ザルツブルクvsレアル・ソシエダ戦。先週の第1レグでセンセーショナルな活躍を見せたのが、ザルツブルクの日本人FW南野拓実だ。
 
 1-2で迎えたアディショナルタイム4分だった。76分からピッチに投入されていた南野が右サイドからのクロスを見事ニアで合わせ、値千金弾の同点弾を決めたのだ。チームは2-2で厳しいアウェーゲームを凌ぎ切り、俄然有利な状況で木曜日の第2レグを戦う。

 4シーズンぶりのELベスト16を目ざすオーストリア王者。ザルツブルクの地元紙『Salzburger Nachrichten』が2月21日の紙面で、運命のソシエダ戦を徹底プレビューを掲載した。0-0、あるいは1-1でも勝ち抜ける状況下でいくつかのキーポイントを挙げ、そのなかで鍵を握る選手として登場しているのが、ほかでもない"切り札"南野だ。
 
「第1レグでは目覚ましい活躍を見せた。ミナミノはスタートからでも途中からでも力を発揮できるアタッカーだが、ジョーカーとして使えばより大きな効果をもたらすことを再確認させた。すっとゲームに入り込み、持ち前のスピードとテクニックで敵ディフェンスを翻弄する。彼はザルツブルクに来てからこれまでに37ゴールを決めているが、そのうち22ゴールを後半に奪っているのだ。ミナミノの勝負強さを物語る数字と言えるだろう。木曜夜の試合でも、この最高級のジョーカーが重要な役割を果たすことになる」
 
 直近の国内リーグでは先発を飾り、2トップの一角を担った。得点こそなかったが1アシストを記録し、ザンクト・ペルテン戦の4-0完勝に貢献した。コンディションは継続して良好。はたしてマルコ・ローゼ監督は大一番でこの切り札をどう取り扱うのか。采配と決断に注目が集まる。

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