チェアマンも入れない男子禁制! 公式イベント『Jリーグ女子会』ってナンだ!?

2018年02月19日 高木聖佳

800人を超える応募の中から抽選で50名が参加

大いに盛り上がり、成功裏に終わった第1回Jリーグ女子会。今後の発展と拡大が期待される。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 2月15日の夜、Jリーグとしては初の試みとなる女性サポーターに特化したイベント「Jリーグ女子会」が東京で開催されました。
 
 テーマはずばり、「女性に楽しんでもらう」こと。Jリーグの観戦者調査によると男女比では女性が約4割、これは世界のリーグの中でも多い割合になります。そこで、企画されたのが今回の女子会。参加者に女性目線でJリーグについてさまざまな角度から語り合ってもらい、女性ならではの「あるある話」などで共感しながら楽しんでもらう場を作ると同時に、Jリーグとしては、イベントの中で出た意見を女性サポーターへのサービス拡大やファン獲得のヒントにしようという発想から開催が決まったそうです。

 
 そしてわたしは、同じピッチリポーターの日々野真理さんと一緒にこのイベントのMC兼ゲストとして参加させていただくことになりました。さらに女子だけでJリーグの楽しさを分かち合う活動を行なっている「Jユニ女子会」の中心メンバー4人もトークゲストとして参加。会場参加者は、JリーグIDを取得している女性サポーターのみに告知し、実に800人を超える応募の中から抽選で50名が選ばれました。
 
 また、「男子禁制」のサブタイトル通り、担当のJリーグ職員やイベントの進行スタッフ、会場カメラマン、取材マスコミに至るまで会場に入ることができるのは女性のみ。Jリーグ女性理事の木下由美子さんと松村邦子さんの姿は会場にありましたが、「顔を出そうかな?」と話した村井満チェアマンでさえ、入場は許可されませんでした。
 
 こうして始まったJリーグ25周年記念企画。六本木アカデミーヒルズ49階F、ガラス越しの夜景が美しい会場は、かわいい風船やお花で彩られ、まさに女子会会場。参加者のドレスコードは「ユニホーム」で、いろいろなチームのカラーのユニを身にまとった女性サポーターがランダムに座っている様子も、カラフルでとても華やかでした。
 
 司会席に座ったわたしは当初、期待の一方、少し不安もありました。好きなものが同じ仲間、同じ女性と言えども、年齢も応援するクラブもバラバラな初対面同士、本当にトークイベントで盛り上がれるのかな、と。でも予想より早い時間から、「女子会」らしく会場全体が打ち解けていく雰囲気を感じることができました。

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