空前のゴールショーに世界熱狂! 8発が乱れ飛ぶ激闘をマドリーがかろうじて制す

2018年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半に4ゴールの固め撃ち! しかしファンの反応は…

この日1得点のC・ロナウド(手前)が果敢にシュートを狙う。マドリーは後半のラッシュでベティスを5-3で下し、リーガ連勝を飾った。(C)Getty Images

 戦前の予想通り、激しい撃ち合いが繰り広げられた。
 
 現地時間2月18日に行なわれたベティスvsレアル・マドリーの一戦は、両チーム合わせて8ゴールが飛び交う乱戦となった。これまでもゴール数の多いゲームを演じてきた同カード。今回は試合展開もまた、スリリングだった。
 
 敵地で鮮やかに先制したのはマドリー。11分にクリスチアーノ・ロナウドの強烈なシュートをGKが弾き、こぼれ球をマルコ・アセンシオが頭でねじ込んだ。しかしその後はベティスのカウンターとリスタートに苦しみ、27分には左SBのマルセロがハムストリングを傷めて途中交代を余儀なくされる。すると33分、FKの崩れから左サイドのホアキン・サンチェスにクロスを送られ、アイッサ・マンディが頭で応えて同点。さらにその4分後にもベティスにオウンゴールを献上し、あっさり逆転を許してしまう。
 
 ミッドウィークのチャンピオンズ・リーグ、パリ・サンジェルマン戦(3-1で勝利)から先発6名を入れ替えていたマドリーは、後半に入るとエンジン全開。まず50分に右CKからセルヒオ・ラモスが豪快ヘッドを決めると、59分に再びM・アセンシオがねじ込んで逆転! そして65分にはC・ロナウドがゴールを挙げて突き放した。
 
 しかし、ベティスが2-4から追いすがるのだ。85分にセルヒオ・レオンが1点を返し、その後は猛ラッシュを仕掛けてマドリーを自陣に釘付けにする。怒涛の勢いであと一歩にまで迫ったが……。アディショナルタイム、カウンターから途中出場のカリム・ベンゼマにダメ押し弾を決められ、力尽きた。
 
 リーガ公式ツイッターの速報欄には世界中のファンから熱い書き込みが殺到した。「これぞラ・リーガの真骨頂だ」「スペクタクルな90分間をありがとう」「どれも素晴らしいゴールばかりで贅沢な一戦だった」と興奮冷めやらぬ様子。だが一方でマドリー寄りのファンからは「不甲斐ない守備だ」「前半の集中力がお粗末。ジズー(ジネディーヌ・ジダン監督の愛称)の求心力が落ちてきているのか?」など批判的な意見が多かった。
 
 連勝を飾ったマドリーは、現在リーガで4位。消化が1試合少ないが、首位バルセロナと17ポイント差、2位アトレティコ・マドリーとは10ポイント差で、もはや連覇は非現実的な目標となっている。
 

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