川崎がACLで痛恨の黒星発進…フッキら擁する上海上港からゴールを奪えず0-1

2018年02月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半に失った1点が響き…

元川崎のフッキは、キャプテンマークを巻いてこの試合に挑んだ。(C)SOCCER DIGEST

[ACLグループステージ1節]川崎0-1上海上港/2月13日/等々力
 
 アジア・チャンピオンズリーグのグループステージ1節が13日、各地で行なわれた。等々力陸上競技場では、グループFの川崎と上海上港が対戦。ホームの川崎は1点に泣き、惜しくも初戦を落とした。

 
 CFに小林悠、2列目に左から大久保嘉人、中村憲剛、家長昭博が並ぶ川崎は、ほぼベストメンバー。対する上海上港も、前任のヴィラス・ボアスからバトンを受けたヴィトール・ペレイラ新監督が、フッキ、オスカール、エウケソンという強力なブラジルトリオやウズベキスタン代表のオディル・アフメドフを先発させる豪華布陣を敷いてきた。
 
 決勝点が生まれたのは23分、左サイドからのクロスを谷口彰悟がかぶってしまい、ボールはエウケソンの元へ。この元ブラジル代表は胸トラップでボールをコントロールし、右足シュートで川崎ゴールを打ち抜いた。
 
 対する川崎は、33分に決定機を作る。右サイドでスルーパスを受けたエウシーニョがクロスを上げると、フリーの中村がヘッドで合わせた。しかし、シュートは相手GKの好セーブに阻まれ、ゴールはならない。
 
 1点ビハインドを迎えた後半は、川崎がペースを掴む。最終ラインから丁寧にビルドアップしつつ、ボールを奪われても素早い切り替えで上海上港の反撃を封じる。
 
 そうして徐々に相手を押し込んでいくと、70分には細かいつなぎで守備を翻弄し、最後は大久保のパスを受けた家長がエリア内で決定的な場面を迎えた。だが、左足で放ったシュートは大きくバーの上を越え、絶好のチャンスを逃してしまう。さらに、76分にも左サイドを崩して阿部浩之がシュートを放ったが、これはDFにブロックされた。
 
 結局、そのまま試合は終了。0-1で川崎が初戦を落とした。これでゼロックス杯に続く公式戦2連敗。苦しむJ1王者は、20日に行なわれるACL2節で、元鳥栖の豊田陽平を擁する蔚山現代とのアウェーゲームに挑む。


【ACL 川崎 0-1 上海上港 PHOTO】川崎、1点が遠く…ACL初戦を落とす
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