「ピッチサイドの優等生は私だ!」モウリーニョが“ユニークな監督賞”の新設を訴える

2018年02月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「パーフェクト・ワン」になるために努力を重ねる「スペシャル・ワン」

審判との衝突が少なくないモウリーニョだが、今シーズンの退席は一度だけ。落ち着いた振る舞いを見せている。(C) Getty Images

 その言葉は時に辛辣だが、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル人指揮官ジョゼ・モウリーニョの振る舞いは、"忖度"がないわけではないサッカー界において、特筆に値するだろう。
 
 そんな『スペシャル・ワン』は、いま、唯一無二の『パーフェクト・ワン』になることを望んでいるようだ。米スポーツ専門メディア『ESPN』によると、モウリーニョは『タッチラインでもっとも紳士的だった監督賞』という新たな賞を設けるべきだと、真剣に訴えているという。
 
 これまで自身のキャリアで、幾度となく判定への不満や相手監督への口撃を行なってきたモウリーニョ。今シーズンはチェルシーのイタリア人指揮官アントニオ・コンテとの舌戦が大きな話題を呼んだ。しかしながらモウリーニョは、「もしもピッチサイドでもっとも模範的な振る舞いをした監督に贈られる賞があるなら、それを受賞するのは間違いなく私だ」と豪語し、その理由も明かしている。
 
「もちろん私だって完璧な人間でなないし、試合中に興奮して我を忘れてしまうことだってある。だが、私は努力に努力を重ね、パーフェクト・ワンになるために物事を進めてきた。今シーズンは上手くいっていると思うよ」
 
 そしてポルトガル人指揮官は、前述の賞を作るべきだと結論付けた。
 
「週間や月間のベストプレーヤー賞、月間最優秀監督賞。他にも数多くの賞があるね。ならばイングランド・サッカー協会は、タッチライン際でもっとも紳士的だった監督も表彰するべきだよ。私は真面目に言っている。すべての第4審判が投票してはどうだろう。そうすれば間違いなく、私はそれを勝ち取るよ」
 
 今シーズンはプレミアリーグ6節のサウサンプトン戦で第4審判と口論になり、退席処分を言い渡された。仮に『タッチラインでもっとも紳士的だった監督賞』が設立されたとしても、はたして何票が集まるのだろうか……。
 
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