オランダ・サッカー界の天才が考える“キャリア最高のライバル”は…「間違いなくシンジ・オノだ」

2018年02月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

世界最高のMFはマドリーの”天才”。

オランダで凌ぎを削り合ったスナイデル(左)と小野(右)。ともに天才パサー同士、何か感じるものがあったのだろう。 (C) Getty Images

 オランダ・サッカー界でも指折りのゲームメーカーにとって、"ある日本人選手"のパフォーマンスは、今でも強烈な印象として残っているようだ。
 
 現地2月8日、トルコ・メディア『yenisafak』のインタビューに応じた元オランダ代表MFのヴェスレイ・スナイデルが、自身のサッカーキャリアで印象に残った選手たちについて語り、そのなかでオランダ時代に対戦した日本人の名前を挙げた。
 
 昨夏にガラタサライからリーグ・アンのニースへ渡り、今冬からはカタールのアル・ガラファでの挑戦を選択したスナイデル。現在33歳のベテランMFは、「これまでのキャリアで最も衝撃を受けた相手は?」と問われ、「間違いなくシンジ・オノだね」と、現在コンサドーレ札幌に所属する"天才"の名前を口にしたのだ。
 
 アヤックスの下部組織出身者であるスナイデルは、2002年にトップチームデビューを飾り、瞬く間にオランダ屈指のタレントに成長していったのだが、小野はその当時、フェイエノールトでまさに絶頂期を迎えていた。
 
 スナイデルは小野とのマッチアップを次のように振り返っている。
 
「僕がまだアヤックスで若手だった時、オノはフェイエノールトで主力としてプレーしていた。彼はとても賢く、素晴らしい選手だったね」
 
 アヤックスとフェイエノールトは、『デ・クラシケル』というライバル同士。その関係性を考えれば、普段以上に熱のこもった真剣勝負であることは言うまでもなく、そのなかで飛び切りの輝きを放った小野への印象は、若き日のスナイデルの脳裏にしっかりと焼き付いているようだ。
 
 ちなみにスナイデルは、「世界最高のMFは誰?」という問いには、「それはグティだよ。彼以外には思いつかない」とキッパリ。2007年の夏から2年間に渡ってレアル・マドリーで苦楽を共にしたスペイン代表の"天才"MFの名を挙げている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事