【ゼロックス杯】川崎２-３C大阪／２月10日／埼玉
　
　ゼロックス・スーパーカップでC大阪と対戦した川崎は前半から劣勢を強いられ、今季初の公式戦を２-３で落とした。

　右サイドハーフとして79分までプレーした家長昭博は「悪いところがいっぱい出ましたし、前半は皆、球際にあまり強く行けなかった。グラウンド（芝の長さ）のこともありましたが、ミスも多かった」と振り返る。
 
　なぜ、いつものようなパスワークを見せられなかったのか。その原因はこう説明する。
 
「前半から最終ラインと前との距離が長かった。ボールを取られてもすぐに奪い返せるのがうちのチームの良さですが、今日はそれが少なかった。そこは前線と後ろの選手お互いに感じるところはあると思うし、擦り合わせていきたい」
 
　もっともトレーニングマッチを含めて今季初黒星となったが、意気消沈することはない。
 
「ACL（２月13日にホームで初戦の上海上港戦を迎える）の前に一度厳しい試合ができて良かったです。しっかりした守備組織があるチームとこのタイミングでやれたのは収穫です。このレベルではちょっとしたミスが失点になってしまう。そこをまた改めて痛感しました。忘れていたわけではないですが、肌で感じることができました」
 
　チームとして悔しい一戦になったが、これを教訓にできれば新シーズンの戦いにつながるはず。家長が語るとおり、課題を修正してACLの上海上港戦に臨めるか注目だ。
 
取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

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