13年ぶりに復活! 中世の貴族に扮したデュデクがあの伝説の「くねくね」を披露!

2018年02月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロナウジーニョとファン・ニステルローイも好演!

世界中のサッカーファンを唖然とさせたあの「くねくね」が復活。デュデク(中央)はやはり千両役者だ。(C)Getty Images

 いよいよ来週火曜から、ノックアウト・ラウンドがスタートする2017-18チャンピオンズ・リーグ。レアル・マドリー対パリ・サンジェルマン戦やチェルシー対バルセロナ戦、ユベントス対トッテナム・ホットスパー戦など好カードが目白押しだ。
 
 そんなCLのテレビ中継を毎回盛り上げているのが、大会スポンサーであるオランダのビールメーカー『ハイネケン』のスペシャルCM。新旧のビッグネームを数多起用し、視聴者を楽しませてきた。今シーズンのCMはかなり凝ったドラマ仕立て。もうご覧になった方も多いだろうが、あらためて紹介しておこう。登場するのはいずれもかつてCLを制した名手たち。ロナウジーニョ、ルート・ファン・ニステルローイ、そしてイェルジ・デュデクの豪華トリオである。
 
 映画『ブレードランナー』風の設定で躍動するのがロナウジーニョ。『The Wall(壁)』というタイトルで、追っ手に追われて絶体絶命のピンチのなか、立ちはだかる人の壁を絶妙のキックで打破する内容だ。バルセロナ時代の2007年12月、CLグループステージのブレーメン戦。壁がジャンプするのを見込んで、その下を豪快に抜いた伝説のFKショットが再現されている。
 
 かたやファン・ニステルローイは『The Chase(追跡)』の題通り、こちらも逃げに逃げる展開。最後は現役時代さながらの鮮やかなステップワークから、レアル・マドリー時代に決めた雨中でのチップキックをリプレーする。飛び出してくるGKの鼻先でチョコンと浮かして決めた、いかにも"らしい"ゴールだ。
 
 そして、もっともコミカルなのがデュデクのバージョン。タイトルは『The Last Duel(最後の闘い)』。中世の貴族に扮したポーランド人GKが果し合いの場へ。互いに拳銃を持って背中を合わせ、歩を進める。やがて先に振り返った敵が銃口をデュデクに向けると──。なんとドロドロの地面の上をピョンピョンと跳ねている! そうだ、2004-05シーズンのCL決勝、リバプールがACミランに0-3から追いつき、PK戦で勝利したあのゲームで披露した"スパゲッティ・レッグス"を復活させたのである。ゴールライン上をくねくね、ピョンピョンと目まぐるしく動いてキッカーを幻惑し、アンドレア・ピルロとアンドレイ・シェフチェンコのキックを見事に阻止。リバプールにビッグイヤーをもたらした、「イスタンブールの奇跡」のラストシーンである。
 
 ドラマのオチは、相手が放ったショットをデュデクがきっちりセーブし、歓喜のガッツポーズで締めるというもの。実に手の込んだ作りで、観る者を大いに楽しませてくれる。

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