ユベントスのディバラ、自宅の賃貸契約を更新せず?バルサ移籍の布石か…

2018年02月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

一部では「不要論」も浮上しているが…。

現在は故障中のディバラだが、復帰後に完全復活を遂げられるのか。シーズン終了後の去就も注目される。(C)Getty Images

 ユベントスのサポーターにとっては、やや気になるニュースだ。

 イタリアの週刊誌『Chi』の報道として『Corriere dello Sport』紙が伝えたところによると、パウロ・ディバラが今シーズン終了後の移籍に向けて準備を進めているという。

 報道の内容は、ディバラがトリノにある自宅の賃貸契約を更新しなかったというもの。もちろん、ただの引っ越しである可能性もあるが、『Chi』誌はディバラが今シーズン限りでの移籍を望んでおり、新天地は以前から強い関心が噂されるバルセロナになるのではないかと報じている。

 今シーズンからユベントスで「10番」を背負うディバラは、セリエA開幕から4試合で8ゴールを量産。6節のトリノ戦で早くも二桁得点を達成するなど、理想的なスタートを切った。

 しかし、秋頃から一気にペースダウンし、12月のインテル戦で先発から外れると、ここから3試合連続でベンチスタート。さらに2018年突入後はハムストリングの負傷で戦線離脱を余儀なくされている。

 この間にマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、今シーズンの新戦力であるブレーズ・マテュイディやドグラス・コスタの特性を生かせる4-3-3へとシステムを変更。これが大当たりし、チームは公式戦15試合でわずか1失点と鉄壁の守備を取り戻した。セリエAでは首位のナポリを勝点1差で追走している。

 当初は絶対の存在だったディバラだが、トップ下やセカンドトップを置かないシステムが機能していることで、ついには一部で「不要論」も浮上。イタリアのメディアグループ『Mediaset』は先週、ディバラ不在の状況で好調を維持するユーベにおいて、このアルゼンチン人アタッカーがポジションを取り戻せるかを問うアンケートを行なっている。

 アンケートに応じた1500人のサポーターのうち、8割以上は「ディバラが重要な選手に変わりはない」と回答。背番号10の復活を後押しした。だがディバラが復帰後、かなりの好パフォーマンスを求められるのは避けられないだろう。

 チャンピオンズ・リーグのトッテナム戦(現地2月13日)に間に合わせるべく、リハビリに励んでいるディバラは、サポーターの期待に応え、今後もユーベの主軸として活躍できるのか。それとも、ポール・ポグバ(現マンチェスター・ユナイテッド)に続き、1年で背番号10を脱ぐことになるのか。
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