【横浜FC】新井純平がサイドから見た課題と収穫「前に出て行くパワーが足りなかった」

2018年02月08日 古田土恵介(サッカーダイジェスト)

「(FC今治戦は)個にフォーカスして戦った」

新井純平はFC今治戦に手応えを感じながら、「前に出て行くパワーが足りない」と課題も口にした。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜FCとFC今治のトレーニングマッチが2月7日、宮崎県日南市の日南総合運動公園で行なわれ、0-2で横浜FCが敗戦を喫した。
 
 横浜FCはハードワークを厭わないFC今治にゴールを脅かされるなど危険なシーンも散見されたが、前線からのプレスがハマって敵陣でボールを幾度も奪えており、守備戦術には一定の手応えがあったようだ。
 
 右SBとして90分間、ピッチに立った新井は「ボールを回すチームなのは分かっていた。引くのではなく、前に出て行って、チャレンジをし続けた」と明かす。
 
「監督から戦術的な話があったわけではなく、個人で100パーセントの力を出す、個にフォーカスして戦った。そんななかピッチ上で自然に前から連動して奪いにいくことが共有できていた」(新井)
 
 それでも攻撃ではイバのシュートがクロスバーを叩いた場面など、決定機は片手で数えるほど。収穫と課題が明確となり、開幕戦に向けた修正を施す必要性も口にしている。
 
「チームとしても個人としても、プレスをハメて奪ったあと、前に出て行くパワーが足りなかった。前線にボールが入ってタメている間にどれだけ駆け上がっていけるか。そのタイミングを見極めて修正したい」
 
 機を見て攻撃に厚みを持たせられればイバだけに頼ることなく、より得点パターンは増加するはず。そうすれば守備の意識を分散でき、イバもさらに輝く。"推進力"が今後のポイントとなりそうだ。
 
取材・文●古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
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