怪我明けの杉本健勇がフル出場!! 昨季二冠セレッソ、大学選抜相手に主軸、新戦力が存在感発揮!

2018年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

全日本大学選抜に3-0!

全日本大学選抜との練習試合で杉本が90分フル出場。100%ではないが、コンディションは上がってきているようだ。(C) SOCCER DIGEST

 昨季、ルヴァンカップと天皇杯の二冠を達成したセレッソ大阪。宮崎2次キャンプの7日目となった2月2日、全日本大学選抜と練習試合を実施した。

 
 1本目と2本目に主力組が起用され、11人全員が今季の始動後では初めて90分間にわたって出場した。キャンプの疲労も蓄積してきているなか、相手に押し込まれる場面もありながら、1本目に日本代表MFの山口蛍とFW柿谷曜一朗がゴール。全選手が入れ替わった3本目と4本目では、浦和から新加入したFW高木俊幸がゴールを奪い、3-0で勝利した。
 
 選手たちの動きを見守ったユン・ジョンファン監督は、180分間の戦いを終え「今日の試合の目的は、まずは選手が長い時間出場するということだった。これまで(各自が)90分間はやっていなかったので」と語った。そんな指揮官の思惑があったなかで、今後への好材料となったのが、昨年末に左足首を手術した日本代表FWの杉本健勇が1本目と2本目に出場し、90分間ピッチに立ち続けたこと。柿谷と2トップを形成し、前線で身体を張り続けた。
 
 決定機に絡むことはなかったが、試合後の杉本の表情は暗くなかった。
「(90分間は)やる予定ではなかったんですけど、足の状態も良かった。(監督に)"やらしてください"と言ったら"やっていいよ"と言ってくれた」
 
 当初、予定していたのは60~70分間の出場。負傷した箇所にも好感触を掴んだことから、2本目の最後まで出場することを志願した。キャンプの疲れが溜まり、全日本大学選抜に押し込まれもしたが、ゼロックス杯で対戦する川崎戦のシミュレーションにもなった。
 
「大学生はみんな上手いんで、いなされるところもあると思います。クオリティのところで違いはあるけど、川崎と似ている部分はあるな、と。そこを想定して戦っていた。ボールを自分のところでもう少し収めることができれば。個人のところで、状態をもっと上げていく必要はある」
 
 ポゼッションをしてくるリーグ王者との一戦もイメージしながら戦っていた杉本。まだ個人として物足りないところは「1歩目の反応だったり、ターンのキレ」と語る。手術した箇所はまったく問題ないだけに、あとは実戦感覚を磨きながら、動きを改善していくことになる。その点についても「今は70%ぐらい。(ゼロックス杯まで)あと1週間、調整できる。なるべく100%にできるようにしたい」と明るく話した。

次ページ新戦力では高木が存在感を見せる。

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