マンC、クラブ史上最高額で“補強のラストピース”ラポルトを獲得! 待望のCBにペップも満足

2018年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「年齢的にも完璧」と指揮官

191センチの長身CBは、まだ伸びしろを残している。勝利に貢献するのはもちろん、オタメンディ、ストーンズといった選手とのプレーでさらなる成長を遂げることが期待される。 (C) Getty Images

 マンチェスター・シティは1月30日、アスレティック・ビルバオからフランス代表DFのエメリック・ラポルトを獲得したことを発表した。

 ビルバオが設定した契約解除金5700万ポンド(約83億円)を支払うことになるが、これは、マンチェスター・Cにとってクラブ史上最高額となる。契約期間は2023年まで、背番号は14となることが決定している。
 
 現在23歳のラポルトはフランス南西部のアジャン出身で、16歳の時にビルバオの下部組織に加入し、2012年にトップチームでデビュー。2シーズン目から主力として定着し、今シーズンはここまでリーガ・エスパニョーラで19試合に出場していた。
 
 年代別のフランス代表にも名を連ね、昨年は出場こそなかったものの、ロシア・ワールドカップ予選ブルガリア戦でA代表に招集されている。
 
 マンチェスター・Cは昨夏の移籍市場で、2億4000万ユーロ(約312億円)もの巨額を費やし戦力補強を施して話題になったものの、"ペップ"グアルディオラ監督はこれに満足せず、当時からCBの獲得を希望していた。
 
 ラポルトについて指揮官は「彼は若い頃からリーガというハイレベルな舞台でプレーしてきた。空中戦に強く、スピードもあり、高いクオリティーを備えている。技術、インテリジェンスも高く、十分に経験も積んだCBであり、我々を助けてくれるだろう。年齢的にも完璧だ」と絶賛し、期待を寄せている。
 
 フットボールディレクターの"チキ"ベギリスタインは「エメリックを迎え入れることができ、とても嬉しく思っている。彼のことは以前から高く評価し、見守ってきた。ペップのスタイルにフィットすると確信している」と、こちらも新加入のCBに賛辞を送った。
 
 当のラポルトは「とても嬉しい。マンチェスター・Cは多くの野心を持った、欧州でもベストなクラブのひとつだと思う。グアルディオラ監督の下でのプレーが楽しみだ。クラブの成功に貢献したい。プレーするのが待ち切れない」と、加入の喜びと新チームへの期待の言葉を残している。
 
 今シーズン6人目となる補強を終え、ラストピースが埋まったマンチェスター・C。現在首位のプレミアリーグ、そしてチャンピオンズ・リーグで、さらに勢いを増してタイトルを独占することができるか。
 
 なお、ラポルトを送り出したビルバオは同日、後釜としてレアル・ソシエダからCBイニゴ・マルティネスを獲得したことを発表している。契約期間は23年6月まで。移籍金は3200万ユーロ(約42億円)、契約解除金は8000万ユーロ(約116億円)に設定されたという。
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