「革命的だ!」「火山を氷で覆った」値千金弾を決めた本田圭佑を地元メディアが称える

2018年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

左足が火を噴き、ゲームを大いに盛り上げる

力強くパチューカを牽引する本田。不調のチームにあって数少ない希望の星だ。(C) Getty Images

 またしてもその左足が火を噴いた。
 
 現地時間1月27日、メキシコ後期リーグ4節のティグレス戦で、4試合連続先発出場を果たした日本代表MFの本田圭佑は、チームが1-2とリードされた80分に訪れた千載一遇のチャンスをモノにする。右サイドに開いたセバスティアン・パラシオスのグラウンダーのクロスを、ニアサイドでフリーになった本田が左足で相手GKの足もとを射抜いたのだ。
 
 後期1節プーマス戦(●2-3)以来、3試合ぶりの本田のゴールで追いついたパチューカだったが、84分にティグレスの元フランス代表FWアンドレ=ピエール・ジニャクに勝ち越しゴールを奪われ、結局2-3でゲームを落としている。
 
 それでも後期リーグ2点目(3アシスト)を挙げ、一時はチームを活気づけた。本田の同点弾に対する評価は高く、スペイン紙『AS』のメキシコ版は、終盤にゲーム展開を興味深いものにした一撃について次のように綴った。
 
「ゲームは革命的なものになり、ティグレスの人間は最後の最後まで全ての感情を押し殺さなくてはいけなかった。というのも、ケイスケ・ホンダの試合終了10分前の同点弾で火山が氷に覆われたからだ」
 
 さらにメキシコ・メディア『UNIVISION DEPORTES』は、「パチューカは決して衰弱していなかった。相手の不用意な守備を突いた日本のホンダは見事だったし、試合を面白くした。ジニャクが現われるまでは……」と、本田の同点ゴールが試合展開を盛り上げたと報じている。
 
 とはいえ、パチューカは後期リーグで早くも2敗目(1勝1分け2敗)。この現状を打破できるのは、2018年に入ってから右肩上がりに調子を上げている本田しかいない。日本サッカー界のカリスマの活躍に注目だ。
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